JMウエストンのローファー(#180)を購入、迷ったら「黒」でしょ!

[記事公開日]2022/02/26[最終更新日]2022/06/26

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_トップ画像

越石です。

JMウエストンのローファー(J.M.WESTON #180 SIGNATURE LOAFERをJMウエストン青山店にて購入しました。そう、またまた新品で買い直しました。

ゴルフ(#641)も今回のローファー(#180)も、一度中古で購入しています。しかしゴルフも新品に買い直し、今度はローファーも新品で買い直したわけです。つまりバカです。大バカです。

そんなわけで以下詳細です。

※当記事は2018年2月27日のリライト記事です

 

目次

JMウエストンのローファー(#180)がこちら

さてさて購入の経緯はさておき、まずは購入したJMウエストンの180ローファーの写真から。

JMウエストンを代表するシグニチャーローファー(180)

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)

こちらがJMウエストンの180 シグニチャーローファー(JMWESTON#180)です。このローファーはゴルフと並んで、JMウエストンを代表するモデルです。

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_3

やばいです。まじJMウエストンのローファーやばいです。革がキラキラしてます。美しいです。オーラ出てます。気品があります。

オーソドックスなデザインのコインローファー

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_正面

ローファーと言えば、クロケット&ジョーンズのボストンや、エドワードグリーンのデュークなど、各ブランドでそれぞれ人気のモデルがありますが、クロケットやグリーンは細身でややドレッシーな印象なのに対し、このJMウエストンのローファーは「ザ・オーソドックス」と言えるクラシックで無骨なデザインです。これぞコインローファーという定番のデザインです。無骨でありながら洗練されています。雰囲気あります。スタイル入ってます。かっこいいですね。

レザーソール仕様

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_レザーソールのつま先補強

ローファー(#180)の靴底はレザーソール仕様です。黒く色付けされおりオシャレです。以前はラバーソール仕様もあったようですが、今は廃番のようです。

▼無料でつま先補強

上記の写真の通り無料でつま先の補強をしてくれます。その場でつま先部分に小さいゴムパッドを貼る簡易的なもので見た目は正直微妙です(笑)また、一回履くといつの間にか取れます。

ヴィンテージスチール&ハーフラバーで補強

JMウエストン180にヴィンテージスチール取付後

結局すぐに二子玉川の靴修理屋さんでヴィンテージスチールの取り付けとハーフラバーをしてもらいました。返りがつくまではつま先の削れが激しく白くなって目立ちますので、私はすぐにハーフラバーすることに決めています。ただし、一度正規代理店以外で修理等してしまうと純正修理を受付けてもらえなくなりますので純正にこだわる場合はご注意ください。

【参考】JMウエストン180ローファーの歴史

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_真横

そんなJMウエストンを代表するモデルであるこの#180 シグニチャーローファー。なんと誕生は72年前(2018年時点)の1946年のようです。
1960年代のパリで、ローファーとジーンズを合わせるスタイルが定着し、1968年に起きた学生運動では多くの学生がこの「JMウエストンのローファー」を履いていた事で、学生運動の象徴にもなったようです。そんな70年以上も変わらないデザインがこのJMウエストンのローファーなんです。変わらないってすごいです。

 

JMウエストンのローファー(#180)といえば《スタンダードな黒》

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_1

色はとりあえず黒です。なんでも合う黒です。ブラウンやネイビーもすごく良いのですが、私のファッションセンスではまだ難しいです。今後狙えるようになりたいです(※結局買いました)。そんなわけでまずは万能な黒です。
ちなみにネイビーも試着しましたが、意外と色が濃く、少し薄暗い店内だと黒と見分けがつかないほどでした。ブラウンも試着してみましたが、合わせるのが難しそうです。当日は何でも合うはずのジーンズでしたが、赤い靴下がダメだったのか、まったく合ってなかったです。なのでまずは黒なわけです。迷ったら黒で絶対間違いありません。

ブラックボックスカーフをアニリンカーフクリームでお手入れ

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_4

ゴルフ(#641)は肉厚なロシアンカーフでしたが、このローファー(#180)の革は、柔らかくきめの細かいボックスカーフです。ほんとに柔らかいです。指でそっと押してみると、繊細な皺が入るのが見て取れます。良い皺が入る予感がします。以前はデュプイ社のボックスカーフを使っていたようですが、今もそうなんでしょうか。
プレメンテについては、まずはアニリンカーフクリームのみにしました。無色のクリームで磨くだけで、革がキラキラ光り出します。やばいやつです。

 

JMウエストンのローファー(#180)の《価格》は?(2022年3月改定)

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_真上

さて、気になるJMウエストンの180 シグニチャーローファーの価格ですが、2017年3月1日よりローファーは5,000円値上がりし、90,000円(税抜)から95,000円(税抜)となりました。さらに2018年4月にまた5,000円値上がりし、2019年10月時点では100,000円(税込110,000円)。さらにさらに2021年4月より1万円値上がりし価格は、税込121,000円になり、さらにさらにさらに2022年3月に5,000円値上がりし現在は税込126,500円です。

JMウエストン 純正シューツリー(041-L)の価格

JMウエストン純正シューツリーをローファーに装着

今回はシューツリーもせっかくなんで純正のものを一緒に購入しました。お値段なんと税込15,400円(2021年現在:税込16,500円)。けっこうなお値段しますので、フィット感を確かめてから購入しました。個体差があるらしく、いくつかのサイズで一番フィットするものを着けてもらい、アッパーの皺がバッチリ伸びそうなものを選択してもらいました。サイズは靴本体が6.5Eなのに対しシューツリーはサイズ7です。にしても純正のシューツリーは気分が上がります。当然ながら似合ってます。JMウエストンの名前入りの金属プレートが渋いです。少し高くても満足度アップです。(少しじゃないな・・・)

JMウエストン ローファー(#180)〜詳細データ

ブランドJ.M. WESTON(ジェイエムウエストン)
モデル180 SIGNATURE LOAFER(シグニチャーローファー)
ブラック(BLACK)
ラストラスト41
製法グッドイヤーウェルト製法
甲革ブッラクボックスカーフ
靴底レザーソール
生産国フランス
サイズ/ウィズ6/E(6.5E)
定価126,500円(税込)※2022年3月より

JMウエストンのローファー(#180)の《サイズ感》

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_6

さて、フィッティングです。ちなみに今回も前回のゴルフ同様に「JMウエストン青山店」で購入しました。会社から歩いて行けるので便利です。あとお水出ました。エビアンです。喉カラッカラなんで助かります。

サイズ 7D

そんなわけで、以前、青山店で598の試着ついでに軽くローファーも試着した際は7D(しか履いてません)がいい感じでしたので、まずは7Dを履いてみます。しかし思ったよりキツイ。こんなにキツかっただろうか(太ったのか?!)。店員さんに確認してもらうとサドル部分のベロの付け根あたりが当たってキツそうとの事。あと履き口が笑うのが気になります。

サイズ 7E

そこで次に幅の広い7Eを履いてみますが、緩い。これはさすがに緩い。踵がガバガバで浮きます。

サイズ 7/D(7.5D)

次にハーフサイズ上げた7.5Dを履いてみます。これも緩い。踵も浮きます。7Eと同じ感覚です。ちなみにJMウエストンの正式なハーフ表記は「/」になります。

そんなわけで7.5Dはあり得ません。そこでもう一度7Dを履いてみますが、やはり履き口が笑うのが気になります。そうすると、「もしかして自分の足にはローファーは合わないんじゃないか」「10万も出して似合わない靴を買ってもいいのか」「買うのやめようかな」なんて考えが頭をよぎります。

サイズ 7/C(7.5C)

ここで再度足の計測をしてもらいます。長さは6です。そうなんです。でも甲高幅広なんです。6だと笑っちゃうくらいキツイのです。
気を取り直して、次はウィズを下げて7.5Cを履いてみます。キツイ。が、7Dのように履き口は笑いません。履き口はいい感じです。一瞬これかもと思いますが、少し歩くと小指が当たって痛い。店頭在庫がネイビーしかないのも痛い。

サイズ 6/E(6.5E)

最後に店員さんの勧めで6.5Eを履いてみます。

これです!

それなりにタイト(いや、超タイト)ですが、履き口も笑いませんし、踵も浮きません。バッチリ・・・そう、バッチリチリ足です!

6.5Eに決定です。

そんなわけで小一時間フィッティングして、サイズは6/E(6.5E)に決定しました。ゴルフのサイズは7Dですので、私の場合ゴルフのサイズに対してハーフサイズ下げて、ウィズを一つ上げた形になりました。

ローファーはフィッティングが大切です

今回はけっこう色んなサイズを履きました。5サイズも試しました。これ絶対ちゃんとフィッティングしないと失敗するやつです。JMウエストンはウィズの展開も豊富(A~F)ですので、しっかりフィッティングする価値があります。そして今回のフィッティングで、個人的にポイントだったのは「履き口」でした。ローファーの場合、履き口が笑うと目立つんですね。これまであまり履き口なんて気にしたことありませんでしたが、ローファーで履き口が笑うと少し野暮ったく見えます。スタイルが入りません。

ちなみにネットで未使用品に近いウエストンのローファーを格安(1マスターロイド)で見つけて迷っていたのですが、そちらのサイズは7C。以前に試着した記憶のままで7Dが履けたから7Cでも大丈夫だろうなんて単純に思って購入も視野に入れていましたが、止めといて良かったです。絶対キツかったです。7.5Cであんなにキツイのに7Cとかあり得ないです。色んな意味で泣くところでした。新品に比べて安いとは言え1マスターロイドを失うのはかなり痛いです。ほんとにちゃんとフィッティングして良かったです。その代わり(新品を買うため)犠牲になった靴がいますが・・・ドナドナドーナ・・・

今回試したサイズ感まとめ

 サイズ キツさ履き口判定
6/E超タイト浮かない笑わない
7D超タイト
ベロが痛い
浮かない少し笑う
7Eゆるゆるなかり浮く笑わない
7/C 超タイト
小指が痛い
 少し浮く笑わない
7/D ゆるゆるかなり浮く笑わない

【追記】2年履いたらかなり沈み込みが進みました(2020/04/12)

90回履いたJMウエストン「180ローファー」4

上記は2年で90回履いた180ローファーです。上記の通り、時間をかけてフィッティングし、なかりタイト目のサイズを選んだはずでしたが・・・

沈み込みの進行とダイエットで、少し緩くなってしまいました・・・

マイナス10キロ以上という体重変化の影響も大きいと思いますが、沈み込みも普通にありますので、やはりタイト目を選んだほうが良いというのが私の結論です。幸い現在はタンパッドで調整して快適に履いています。
ちなみに次に購入したバーガンディのローファーは、ハーフサイズ下げた6Eです。こちらも沈み込みは進んでいますが、最初は挫けそうなくらいキツかったものの、現状はこれ以上ないくらいジャストフィットです。

JMウエストンのローファー(#180)《足元コーデ》

コーデ【1】白パンツ×黒ローファー

JMウエストン180ローファー黒×白パンツのコーデ画像

まずは白パンツに黒ローファーです。これ以上ないくらい鉄板です。基本はベリーショートの靴下で素足風がこなれ感が出て良い気がします。冬は靴下を履いていますが、靴下選びの難易度が高くて大変です。

コーデ【2】ジーンズ×黒ローファー

JMウエストン180ローファー黒×リゾルド711のコーデ画像

こちらはジーンズに合わせてみた写真です。これも鉄板です。万能ジーンズに合わないものはないんじゃないでしょうか。

コーデ【3】ネイビーチノパン×黒ローファー

JMウエストン180ローファー(黒)×ネイビーチノパン

こちらはネイビーのチノパンに合わせてみました。黒ならネイビーにも無難に合います。個人的に好きなスタイルです。

コーデ【4】ワイドパンツ×黒ローファー

JMウエストン180ローファー(黒)×カーキワイドパンツのコーデ画像

ワイドパンツにも合わせてみました。パンツの丈感はノークッションにしています。

▼ローファーを素足風に履くならズレない靴下がおすすめ

ローファーの『靴下』はコレ!見えない・脱げない・ズレない靴下を徹底比較

最後に~JMウエストンのローファー(#180)を購入して

JMウエストン 180 ローファー(J.M.WESTON #180)_5

さてさて、ゴルフに続きJMウエストンのローファーまで購入してしまいました。JMウエストンだとセミブローグ(#310)も欲しい。あとヒストリカルモデルの376も欲しかった・・・でも当面は無理です。本当に本当に本当に当面は無理です。しばらくは無理です。今回も無茶しました。

そんなわけで少しタイトなローファーですが、これから履き慣らしていきます!
※実はこの記事を書きながらすでに履いているのですが、超タイトです。詳しくはまた記事にします。

【おまけ】JMウエストンの「JM」って何の略?

お会計を済ませて、最後に店員さんにずっと疑問だったことを質問してみます。

僕「JMウエストンのJMって何の略ですか?」
店員さん「・・・え?」
僕「え?」
店員さん「・・・」
僕「JMの略です」
店員さん「・・・創始者の名前(エドゥアール・ブランシャール)ではないですし・・・ちょっと調べてきます」

数分後・・・

店員さん「ちょっと分からなかったので、後日電話します。入社時に歴史は習うのですが、何の略かは知りませんでした・・・」

私もネットで色々調べたんですが、出てこないんですよね・・・まさか社員の方(3人居ました)も知らないとは。っていうか意外と聞かれないし、気にならないもんなんですね(笑)
※あ、私も自社の社名の由来を全く知らない・・・笑

電話待ちます。

JMウエストンのJMの略について回答ありました

JMウエストン青山店からすぐに電話ありました。で、JMウエストン社にも由来が載っているような書籍など残っていないらしく、諸説あるという前提の上で、創始者の「戦死した友人のイニシャル」という話があるそうです。なるほど。結局友人の名前は分かりませんでしたので、何の略かは不明のままですが、少しすっきりしました。ちなみに「ウエストン」の由来ですが、息子のユージェーヌ氏がアメリカのマサチューセッツ州ボストン郊外の「ウエストン」でグッドイヤーウエルト製法を学んだ事からだそうです。

【色ち買い】色違いで5足購入

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JMウエストン #180 シグニチャーローファーのバーガンディ(J.M.WESTON #180 TOUCAN BOXCALF)

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JMウエストンのローファー(#180)を購入、迷ったら「黒」でしょ!」への5件のフィードバック

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  2. テパパ

    はじめまして。
    何度も、何度も、こちらのローファーを拝見して、拝読しております。
    靴の写真撮影、靴をきれいに撮影するのがとても得意なんですね。
    本当に美しくて、何度も見てしまいます。
    残念ながら、ウエストンのローファーは持っておりません。
    何足もお持ちで羨ましいです。

    返信
    1. 越石 投稿作成者

      コメントありがとうございます!
      写真は何十枚も撮って、自分が気に入ったものだけ厳選してます!
      拙いブログですが、引き続きよろしくお願いしますmm

      返信

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