オーソドックスでクラシカルな英国靴だけを取り扱う「ロイドフットウェア」。創業から現在に至るまで、変わらずイギリスメイドにこだわり、日本人の足に合ったラスト(木型)をイギリスのノーサンプトンの一流メーカーに持ち込み生産するというこだわりのスタイルを持っています。
ロイドフットウェアの靴は流行を追うのではなく、イギリスのファッションのように「良い物を変えずに提供する」ことに価値を見出しており、新商品はほとんど投入されないそうです。また、価格も比較的抑えられており、英国靴初心者におすすめのブランドです。
そんなロイドフットウェアの店舗や商品、セール情報などについてまとめてみました。
※当記事は2015年8月10日公開のリライト記事です
ロイドフットウェアとは?
まず、ロイドフットウェア(Lloyd Footwear)についてまとめてみました。ロイドフットウェアの歴史や考え方などを知ることで、よりロイドフットウェアというブランドの靴に興味が出るのではないでしょうか。
ロイドフットウェアの沿革・歴史
ロイドフットウェア(Lloyd Footwear)は1980年創業の日本の老舗英国靴専門店です。
創業者である豊田茂雄氏によって、1971年に代官山にオープンした英国アンティークショップ「ジャンクシティ」で、当初は骨董品やアンティーク家具、古着を扱っていたようですが、1976年に日本人のための英国靴を目指して、靴の聖地イギリスのファクトリーにオリジナルの靴を発注(別注)を始め、1980年の改装を経てシューズブランドの「ロイドフットウェア」が代官山にオープンしました。
その後、1983年に青山店がオープンし、1991年に銀座店がオープン。そして2004年に代官山本店が閉店し、2015年12月に青山店が閉店、現在は銀座店のみの営業です。
また近年では、創業者の豊田氏が高齢となったこともあり閉店まで検討されたようですが、靴の輸入商社であるGMTが歴史あるブランドを残したいということで、運営を引き継ぐことになったようです。
1971年 | 代官山(同潤会アパート)にアンティークショップ「ジャンクシティ」開店 |
1976年 | イギリスのファクトリーにオリジナルの靴の別注を開始 |
1980年 | 代官山店を改装し英国紳士靴専門店「ロイドフットウェア」としてリニューアルオープン |
1983年 | ロイドフットウェア青山店オープン |
1991年 | ロイドフットウェア銀座店オープン |
2004年 | ロイドフットウェア代官山本店が閉店 |
2015年 | 2015年12月にロイドフットウェア青山店が閉店(銀座店と統合) |
2017年 | GMTに運営を引き継ぎ |
2018年 | 2018年9月13日、ロイドフットウェア大阪店オープン |
こだわりのフィッティングと接客
またフィッティングにこだわることでも有名で、足型(ラスト)はもちろんライフスタイルが合わない場合なども「当店の靴は合いません」とはっきり伝えることがあるそうです。この事からロイドフットウェアの接客に対し様々な評判を生んでしまっているようですが、これは「ロイドフットウェアの靴を買って喜んでもらえるお客様、つまり今後もリピーターになる人に靴を売りたい」というロイドフットウェアの方針があり、ロイドフットウェアの靴が合う人にだけ売るための戦略だそうです。もちろん合わない靴は無理に勧めないという誠実さの現れでもあります。合わない靴を履かされてもリピーターにならないのはもちろんのこと、客にとっても何のメリットもありませんからね。
ちなみにロイドフットウェア銀座店で一足購入している私は完全にロイドフットウェアのファンになってしまいました。おそらくリピーターになります。いや、実は次もロイドフットウェアの靴を狙ってます。当面はロイドフットウェアで靴を揃えたいです。(その後ロイドフットウェア青山店でさらに一足購入し、最上級グレードのマスターロイドを含めてすでに14足購入しています)
『デパートなどの取り扱い』は?
デパートなんかでの取り扱いも特にありませんので、近くの方じゃないとフィッティングしてからの購入は難しそうです・・・。
ただ、調べてみると以下の店舗で一部取り扱っているようです。
ロイドフットウェアの通販
通販では「ETON HOUSE」というところで取り扱っているようです。楽天で購入出来ます。
ロイドフットウェアでも20年以上前は今より多くの卸売を手がけていたようですが、現在は靴の技術に精通し、イギリス靴の提供に対して信頼のおける地方の専門店にわずかだけ卸しているようです。
▼公式サイトでも通販始まりました!
ロイドフットウェア銀座店
ここからはロイドフットウェアの店舗情報です。これまで銀座と青山の2店舗体制でしたが、2015年12月に青山店が閉店し、しばらくは銀座店のみでした。しかし2018年9月13日に大阪店がオープンし、また2店舗体制になっています。
そんなロイドフットウェア銀座店は、代官山、青山店に続き、1991年にオープンした店舗。今ではロイドフットウェアのフラッグシップ店と言えます。
銀座店はそこまで広くはない店内ですが、オーソドックスで質実剛健な英国靴が綺麗にディスプレイされており、アンティークな内装とあわせてとても趣きのある雰囲気の良いお店です。噂では1991年の開店以来、一度もリニューアルしていないそうです。靴同様、トレンドに左右されないコンセプトが店舗の内装にも現れているようです。
一見入りづらい印象もありますが、ぜひ勇気を出してこの雰囲気と素晴らしい革靴の数々を楽しむことをおすすめします。お近くに出掛けた際はぜひ。
住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-8 西銀三ビル1F |
最寄駅(出口情報) | 銀座駅(出口B2:徒歩3分) |
電話番号 | 03-3561-8047 |
営業時間 | 12:00~22:00 定休日:年中無休 |
ロイドフットウェア大阪店
ロイドフットウェア大阪店は靴と鞄の専門店として2018年9月13日にオープンしました。機会があれば行ってみたいものです。
住所 | 〒542-0081 大阪市中央区南船場4-6-5 東和ビル1F |
最寄駅(出口情報) | 心斎橋駅(出口3) |
電話番号 | 06-6575-7737 |
営業時間 | 12:00~21:00 定休日:年中無休 |
ロイドフットウェア青山店【閉店】
住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山5-18-4 メーゾン南青山102 |
最寄駅 | 表参道駅(出口B1:徒歩10分) |
電話番号 | 03-3409-9335 |
営業時間 | 15:00~22:00 定休日:年中無休 |
※2015/12/7 追記:ロイドフットウェア青山店が閉店
2015年12月某日、ロイドフットウェア青山店が閉店しました。青山店は銀座店と統合し、店長共々銀座店に移転し、青山店の業務は銀座店で継続するとの事です。また青山店の店長はそのまま銀座店の店長になったようです。
詳しくは以下の記事をご参考ください。
ついにロイドフットウェア「公式サイト」オープン!
2020年9月10日、ついにロイドフットウェアの公式ECサイトがオープンしたようです。ECサイトですので、通販も出来ます。これまで曖昧だったシリーズ名もしっかり確認出来ます。ある意味、私のページの役目も半分くらい終えた感じです(笑)引き続きファンページとしてよろしくお願いします。
ロイドフットウェア「年始のセール」
ロイドフットウェアでは毎年年始にセールを実施しています。
※2015年は夏にもセールがあったようです。
【最新】2021年の年始のセール期間
2021年の年始のセールは1月3日(日)~1月8日(金)までの開催。
またセール終了後も、1月9日~2月28日まではセールハガキ持参で全商品が15%OFFになります。
セール内容
セールの内容としてはレギュラー商品をはじめ、サンプル品や中には中古品など30%~50%の割引で販売されています。初日に人気のシリーズやサイズなどはほとんど売れてしまうようですが、若干商品の補充もしているようです。もともと低価格のVシリーズはさらに安く、高品質なMシリーズやマスターロイドもかなり安くなるのでお勧めです。
ロイドフットウェアの製造元は?
前述の通りロイドフットウェアでは、自社で靴工場を持たず、靴の製造は全てイギリスのノーサンプトンの一流メーカーへの外注になります。
ロイドフットウェアオリジナルの木型で生産
木型(ラスト)は日本人の足に合わせたロイドフットウェアオリジナルのものをノーサンプトンの有名・老舗ブランドに持ち込み、一足一足丹念に製造されています。
シリーズによって異なる外注先
そんなロイドフットウェアの靴ですが、シリーズ(価格帯)によって外注先が異なります。時代とともに製造元も変わっており、これまでにはあのエドワードグリーンやアルフレッドサージェントなどが製造を手がけていたことでも有名で、ロイドフットウェア名義のエドワードグリーン製ドーバーは現在では超レアモデルです。
それでは、次にそれぞれのシリーズについて簡単にご紹介したいと思います。
ロイドフットウェア「Cシリーズ」
セメント製法で作られた安価(2万5千円程度)なエントリーモデルの「Cシリーズ」がここ最近追加されたようです。クレープソール仕様です。
ロイドフットウェア「Vシリーズ」
ダイナイトソールが特徴のVシリーズ。グッドイヤーウェルト製法で作られた本格靴でありながら3万円台と比較的安価で、またラバーソール仕様と相まって雨用としても人気があるようです。デザインもプレーントウからフルブローグまで一通りラインナップされています。
製造 | バーカー製 |
仕様 | ダイナイトソール |
ラインナップ | ストレートチップ、クォーターブローグ、セミブローグ、フルブローグ、プレーントウ、モンクストラップ、Uチップ、サイドゴアブーツ、チャッカブーツ |
Vシリーズ プレーントウ
ロイドフットウェア銀座店で購入したVシリーズのプレーントウです。初めてロイドフットウェアで購入した記念すべき一足目です。
事前にロイドフットウェアの商品ラインアップを色々と調べた結果、ダイナイトソール仕様のVシリーズと決めていましたが、同シリーズだけでも様々なデザインが揃っており、さらにどれも素晴らしいので悩みました。そうして、いざデザインを決めても今度はサイズがなく・・・。悩みに悩んた末、基本のプレーントウを選びました。
そして何かと噂のロイドフットウェアのフィッティングを初めて体験し、思った以上にタイトなサイズを購入しました。これ以降、自分の足のサイズ及びフィッティングに関して認識を改めました。
Vシリーズ フルブローグ(茶)
こちらはVシリーズで茶色のセミブローグです。実はロイドフットウェアの購入にあたり、当初はこの茶色のフルブローグ(ウィングチップ)が欲しかったのですが、残念ながら青山店、銀座店ともに私に合うサイズの在庫がありませんでした。そんな時ちょうどラインモールで、新品同様のピッタリのサイズの同モデルが格安で出品されているのを見つけて即購入したという経緯があります。
Vシリーズ セミブローグ(ブラウン)
こちらはロイドフットウェア青山店で購入したブラウンのセミブローグ。初めて青山店で購入した一足です。このセミブローグは銀座店で初めてプレーントウを購入した際、最後まで迷った靴です。そのデザインが、色気が、そして青山店の接客も。実は買う気は50%くらいだったんですけど、青山店の店長さん(浦上さん)の接客及びフィッティングが素晴らしくて購入したという経緯があります。
Vシリーズ モンクストラップ
5足目のロイドフットウェアです。黒のモンクストラップを年始のセールで購入しました。紐がないモンクストラップはタイトでありながら非常にソフトな履き心地です。
Vシリーズ フルブローグ(黒)
ロイドフットウェア6足目です。ずっとサイズがなくて買えなかった念願の黒のフルブローグをセールハガキ持参の10%OFFを活用して購入しました。オーソドックスなデザインの黒のフルブローグはおすすめの一足です。
ロイドフットウェア「Mシリーズ」
マスターロイドに次ぐグレードのMシリーズはレザーソール仕様となり、こちらもストレートチップからフルブローグまでオーソドックスなデザインが揃います。
製造 | チーニー製 |
仕様 | レザーソール |
ラインナップ | ストレートチップ、クォーターブローグ、セミブローグ、フルブローグ、プレーントウ、Uチップ、サイドゴアブーツ |
Mシリーズ フルブローグ ブラック
14足目に購入したMシリーズのフルブローグです。2018年の年始のセールで手に入れました。よく見ると左足のみシャコ止め部分に半円の飾りが付いています。
Mシリーズ ハイライン(ハイグレード)
Mシリーズにはハイライン(ハイグレード)として靴底が半カラス仕様のシリーズがあります。こちらはストレートチップやトゥメダリオンなどがラインナップされています。
製造 | チーニー製 |
仕様 | レザーソール半カラス |
ラインナップ | ストレートチップ、トゥメダリオンストレートチップ、Vフロントプレーントウ、チャッカブーツ |
ロイドフットウェア「Jシリーズ」
リッジウェイソール、グレインレザー仕様のUチップなどラインナップされていた人気のJシリーズ。一度は廃番になりましたが、また復活したようです。
製造 | クロケット&ジョーンズ製 |
仕様 | ヒドゥンチャネルレザーソール、リッジウェイラバーソール |
ラインナップ | Vフロントプレーントウ、Uチップ(グレインレザー) |
Jシリーズ Uチップ
Jシリーズはマスターロイドに次ぐシリーズとなり、製造もマスターロイドと同様クロケット&ジョーンズ製です。こちらは廃番のレアものをオークションで購入しましたが、サイズは小さく泣く泣く手放しという経緯があります。ぜひともレギュラーラインナップに復活してほしい一足です。→復活しました!
ロイドフットウェア「マスターロイド」シリーズ
英国でもマスターの称号を持つ職人が作るロイドフットウェア最上級グレードのマスターロイド。クロケット&ジョーンズ製でハンドグレードシリーズ相当と言われ、ヒドゥンチャネルレザーソール仕様で、ストレートチップからセミブローグ、フルブローグ、サイドエラスティックとあらゆるデザインがラインナップされています。ロイドフットウェアを語るなら一足は手に入れたい名品揃いです。
製造 | クロケット&ジョーンズ製 |
仕様 | ヒドゥンチャネルレザーソール |
ラインナップ | ストレートチップ(WHITEHALL)、クォーターブローグ(WELHAM)、クォーターブローグ(SURREY)、パンチドキャップ(CURZON)、セミブローグ(BERKELEY)、セミブローグ・ダブルソール(SAVOY)、フルブローグ(DOWNING)、フルブローグ(ELTON)、ブラインドフルブローグ(ORMOND)、ブラインドフルブローグ・サイドエラスティック(ASTON)、モンクストラップ(MORTIMER)、Uチップ(AMERSHAM)、ホールカット(FINCHLEY)、ギリーコンビ |
マスターロイド ドーバー(エドワードグリーン製)
初めて購入したのが、このロイドフットウェア名義でエドワードグリーン製のドーバーです。ロイドフットウェアの中でもマスターロイドという最高級グレードで、あのエドワードグリーンがOEM生産を手がけたという名品中の名品です。この靴を中古で偶然手に入れたことがロイドフットウェアとの出会いとなります。
スキンステッチやライトアングルステッチなど、中古でも分かる明らかな質の高さ、そして何よりその素晴らしいデザイン。それまでもロイドフットウェアの名前は知ってはいましたが、あらためてロイドフットウェアについて調べ直したのは言うまでもありません。そしてロイドフットウェアの英国靴に対する姿勢やこだわりにも興味を持ち、さらには自分の靴に対する嗜好や興味が英国靴にあるんだとはっきり分かったわけです。
マスターロイド クォーターブローグ(ウェルハム/WELHAM)
ロイドフットウェア7足目にしてとうとう最上級ラインの「マスターロイド」を購入しました。モデル名は「WELHAM」。ネットで調べてもあまり情報が出てこないモデルですが、オールアバウトの記事から少なくとも2009年には展開されていたモデルのようです。一度マスターロイドを履いてしまうとその履き心地の良さにVシリーズが履けなくなるなんて話もあるくらいです。実際その革質は素晴らしく、個人的にはJMウエストンにも引けは取らないと思っています。
マスターロイド セミブローグ(バークレイ/BERKELEY)
こちらは誤入札で落札してしまったマスターロイドの「BERKELEY」です。デザインはセミブローグで色は少し赤みの強いブラウンです。
マスターロイド フルブローグ(ダウニング/DOWNING)
こちらはロイドフットウェア銀座店で中古で購入したマスターロイドのフルブローグ「ダウニング」です。マスターロイドのフルブローグ(ウィングチップ)と言えばこのダウニングです。前から欲しかったマスターロイドのモデルが格安で手に入りラッキーでした。
マスターロイド ストレートチップ(ホワイトホール/WHITEHALL)
ロイドフットウェアの記念すべき10足目で、マスターロイドのストレートチップ「WHITEHALL」です。ヤフオクで未使用品&純正シューツリー付きを格安で落札しました。ストレートチップという基本中の基本のデザインにマスターロイドのオーソドックスでクラシックなラストが映えます。
マスターロイド Uチップ(アマーシャム/AMERSHAM)
こちらは、年始のセール(2017年1月)で購入したマスターロイドのUップ「AMERSHAM(アマーシャム)」です。このアマーシャムはマスターロイドの中でも他のモデルに比べ2万円程高く、ロイドフットウェア最上級のモデル。つま先のスキンステッチも美しく、チェスナットアンティークの色味が超セクシーです。
マスターロイド クォーターブローグ(スーリー/SURREY)
マスターロイドのスーリー(SURREY)です。Instagramや掲示板などでもよく名前を見かける人気のモデルです。初めてのマスターロイドであるWELHAM購入時に最後まで迷ったモデルでした。SURREYは羽根周りのアデレード型のパーフォレーションが特徴で、非常に美しいデザインとなっています。
マスターロイド フルブローグ(ダウニング/DOWNING)ダークブラウン
こちらはマスターロイドのダウニング(DOWNING)です。中古で購入した黒のダウニングと色違いのダークブラウンを新品で購入しています。フルブローグというデザインとも相まって非常に艶めかしく美しい靴です。
※全てのラインナップは某掲示板より引用(2015年11月現在)
マスターロイド ドーバー チェスナットアンティーク(エドワードグリーン製)
こちらは今は廃番のエドワードグリーン製のドーバーです。2020年6月にチェスナットアンティークの未使用品をオークションで奇跡的に手に入れました。
※廃番のシリーズ・モデルが含まれている可能性があります。
【おまけ】購入時同封の『パンフレット』
ロイドフットウェアで靴を購入した際、箱にはロイドフットウェアのパンフレットが入っています。
ここではその内容を紹介。ロイドフットウェアのこだわりや考え方、お手入れ方法、修理についてよく分かります。
この度はロイドフットウェアの靴をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
ロイドフットウェアの靴を末永くご愛用いただく為に、ぜひこのパンフレットをご一読ください。
●MADE IN ENGLAND
ロイドフットウェアは、すべて英国ノーザンプトンの熟練した靴職人の手で一足、一足丹念につくられています。
元となる木型はロイド オリジナルの最も日本人の足型にフィットするものを使用しています。
伝統ある英国靴をオーダーメイド感覚でお履きいただける一足です。
●MADE BY GOODYEAR WELTED METHOD
ロイドフットウェアは全てグッドイヤーウエルテッド製法で作られています。200を越える工程によりフィット感と耐久性を高次元で両立させた最高の製靴技術です。インソール(中底)とウエルトのすくい縫いにより、履き込むうちにインソールが沈み、トゥスプリング(ソールのまねき)が調節され、アッパー(甲革)のなじみにより、ご自分の足型にフィットした素晴らしい履き心地と耐久性をもたらしてくれます。また、アッパーのお手入れさえ十分していただければ、ソールの張替は何度でも可能です。靴の製法のなかでも、最も手間とコストの掛かる製法ですが、英国靴の本当の良さを知っていただく為にも、当社の靴は全てこの製法を採用しています。
●お履きになる前に
工場から出荷され、今お客様のお手元にある靴は、少々乾燥気味になっております。まず革に潤いを与える為にも、お履きになる前には乳化性クリーム(当社ではモゥブレィ社製のものをお勧めしております)を塗ることをお勧めします。栄養分を与える事によって革はいつまでも、そのしなやかさを失いません。
通常でしたら3ー4回お履きになったら1回の目安でクリームを塗ってください。
●滑りにご注意ください
人間の足は一日に多量の汗をかきます。革底は通気性と耐久性が両立された最高の底材でいまだにこれ以上のものはありません。新品時の革底は表面仕上げ(コーティング)がされておりますので、おろしたての靴は路面状況にもよりますが、滑る場合もありますので充分お気を付けください。
ソールにクリーム等を塗る事は特に必要なく、滑りの原因にもなります。保革、防水等のためにどうしても必要な場合のみ、専用のものを用意しています。通常、革底の表面が歩くことによって削れ、滑りにくくなるのが、革底の特徴です。どうしても、気になる場合は、革底を荒らして滑りにくくする加工を当社で無料でやっています。
また、ラバーソールへの交換も可能です。お気軽にご相談ください。
●修理もおまかせください
履き始めはトウスプリング(ソールのまねき)が充分ではない為、どうしてもつま先を引きずり、減りやすくなります。
靴底の修理はオールソール(靴底全体の張り替え)だけではありません。つま先の補修だけでも、ヒール(かかと)の交換だけでも承っております。またステッチが切れたり、踵の内側がこすれてやぶれてしまったり、シューソックスの汚れ、ズレなどちょっとした事も修理は可能です。その他お買い上げいただいた靴がどうしても足に合わず、部分的にあたるというような場合には無料で何度でもストレッチをいたしております。
どんな事でも気になる点がございましたら、遠慮無くお気軽に当社スタッフにご相談ください。
私達の靴が、あなたにとってかけがいのない1足になることが私達の願いです。
以上、一字一句そのまま記載しました。
最後の言葉が素敵ですね。
初めまして、ロイドフットウェアのエドワードグリーン製のストレートチップは存在しないのでしょうか?また、ロゴによる年代判別などは無いのでしょうか?情報が少なすぎて謎が多いです。
コメントありがとうございます!
私もこの数年でロイドフットウェアを知った口ですので、エドワードグリーン時代はあまり分かりません・・・
今からでは考えられないくらい安かったらしいのでなんとかタイムスリップしたいのですが・・・
ヤフオクとかで出品されているのを見ているとロゴはロイドフットウェアのようですが、エドワードグリーンのあの中窓があるっぽいですね。
タイムスリップしたいですね・・・