越石です。
とうとうマスターロイドを購入しました。
これで私もロイドフットウェアマスターです。ロイドフットウェアマスターロイドです。
購入したモデルはマスターロイドのクォーターブローグ(パンチドキャップ)です。インソールと箱にはWELHAM(ウェルハム)と記載があります。調べたところオールアバウトでも紹介されていたモデルのようです。
マスターロイド WELHAM(ウェルハム)
この丸いつま先。これです。ラウンドトウです。ザ・英国靴です。クラシックです。
クォーターブローグなのでつま先の一文字部分にパーフォレーション(穴飾り)が施してあります。またこのモデルは内羽根の下にもパーフォレーションが伸びているのが特徴です。似たモデルとして同じく羽根の周りをぐるりとアデレイド(琴型)型のパーフォレーションで囲った「スーリー(surrey)」と、羽根周りにパーフォレーションがないモデル(モデル名不明)がありましたが、このデザインが個人的には一番の好みでした。
いや〜いいっす。
実は茶色のストレートチップ(ホワイトホール)とも迷いました。ホワイトホールは前々から気になっていたストレートチップの定番モデル。黒のストレートチップはこないだクロケット&ジョーンズのラッドストックを購入したばかりなので茶色ならばと試着してみます。購入したクォーターブローグ同様、素晴らしい雰囲気だったのですが、色は違えどやっぱりストレートチップ。新鮮味がないのでやめときました。しかしホワイトホールはいつかは欲しい一足。
モデル名はWELHAM(ウェルハム)。色は黒のみの展開。
マスターロイドだとセミブローグのバークレーも有名で素晴らしいデザインなのですが、茶色のセミブローグはVシリーズで一足、黒のセミブローグはスコッチグレインのシャインオアレインで一足持っているのでやめときました。
靴磨き〜ビフォーアフター
購入後すぐに磨いてあります。全体をアニリンカーフクリームで磨いてから、つま先をワックスでポリッシュして鏡面仕上げに。革が良いのかけっこう光りました。あとやっぱり気温が暖かいほうが鏡面仕上げが上手くいくような気がします。
マスターロイド クォーターブローグ WELHAM 詳細データ
ブランド | ロイドフットウェア(Lloyd Footwear) |
名称 | マスターロイド クォーターブローグ WELHAM |
色 | ブラック(BLACK) |
ラスト | ラスト330 |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
甲革 | ブラックカーフ(BLACK CALF) |
靴底 | レザーソール |
生産国 | イングランド(製造元:クロケット&ジョーンズ) |
サイズ/ウィズ | 7 ½ E |
定価 | ¥75,600 |
クロケット&ジョーンズを選ばなかった理由
実は今回、マスターロイドではなくもう一足クロケット&ジョーンズを買おうかと思っていたんです。RADSTOCKの質感があまりにも良いため。そこでミマツ靴店に行ってUチップのDURHAMを試着してみたり、その他のモデルも見てみたりしていたわけです。
結果として、DURHAMは思ったよりも野暮ったくてピンと来ませんでした。そしてその他のモデルもロングノーズ気味のデザインやスクエアトウが多いのが気になります。
そこで原点に戻ってロイドフットウェアに同じ価格帯であるマスターロイドを見に行ったんです。すると見事に丸いんです。もう明らかにショートノーズなんです。これなんです。このデザインこそが求めていたものなんです。
ロイドフットウェアの浦上さんに失礼を承知の上でクロケット&ジョーンズを買うかマスターロイドを買うか迷ってる旨を伝えたところ「クロケットはロングノーズが多いですけど大丈夫ですか?」との回答が・・・さすが分かってます(笑)だからロイドフットウェアに来たんです!
さらにマスターロイドがクロケット&ジョーンズ製なのは有名な話。そしてクロケットのハンドグレードラインに相当するとも言われています。同予算ではクロケットのメインコレクション(通常ライン)しか購入出来ないのに対し、マスターロイドならハンドグレードラインが手に入るのです。数年前ならさらに数万安かったなんて信じられない。もっと早く靴にハマっていれば・・・。
そして何よりなのですが、当ブログではこれまで散々ロイドフットウェアを持ち上げてきました。そんな私がロイドフットウェアの象徴である「マスターロイド」を持ってないなんてあり得ないですよね。クロケット&ジョーンズを集めたり、エドワードグリーンやジョンロブに手を出すのは、一度マスターロイドを所有してからと言うのが筋です。(けっしてエドワードグリーンやジョンロブに手を出す宣言ではありません!笑)
マスターロイドは革底問題
しかしマスターロイドを購入するにあたって一つ問題がありました。マスターロイドは全てのモデルが革底なのです。
私は革底だとトイレに行けない派ですので、所有する靴のほとんどがラバー製のダイナイトソールです。
マスターロイド購入にあたり当初はハーフラバーを考えていましたが、せっかくのマスターロイド、一度革底のままトライしてみようと考えています。
(ロイドフットウェア浦上さんの勧めもあります)
ちなみに革底を履くにあたり以下のルールを課すことにしました。
・雨の日は厳禁(当たり前)
・駅のトイレには行かない(水浸しが多い)
・トイレでは迷惑にならない範囲で個室を使用(難しい場合は遠距離射撃)
とは言え、後日ハーフラバーにしてしまう可能性もなきにしもあらずですので、先に謝っておきます。
マスターロイドのフィッティングやサイズ感
上記の通り、先日ブラッと立ち寄った際に浦上さんにマスターロイドの購入を相談したわけなのですが、購入当日は出勤時間が合わず会えませんでした。(1時間待てば出勤のようでしたが、当日は門限が「14時」と小学生並みに早く、一刻の猶予もないため断念、残念)
そこで今回は初めての方に接客してもらい購入です。元々銀座店にいらっしゃった長谷川 博己似の方です。せっかくのマスターロイドをいつもお世話になっている浦上さんから購入出来ないのは少し残念な気もしましたが、今回の方から購入すれば3人の店員さんからそれぞれフィッティングを受けたことになり、おそらく全店員さんコンプリートという偉業達成なわけです。(追記:他にもいますね・・・)
フィッティングの結果はVシリーズと同じく「UK7.5」がジャストサイズ。「一般的な足の形ですのでマスターロイドも問題なさそうですね」との事でした。ちなみにマスターロイドの木型は全部同じだそうです。調べてみるとクロケット&ジョーンズの「ラスト330」がそれにあたります。Vシリーズと比べると若干土踏まずの部分が引き締まっているそうです。
最後に
そんなわけで、とうとうロイドフットウェアの最上級ラインのマスターロイドを手に入れました。
これで当面はさすがに靴を買わないと思います。買えないです。次行くのは夏のセールでしょうか。あればですけど。
さてさてマスターロイド。履き込むのが楽しみです。