京商ターボスコーピオンを組み立てる【レビュー】

[記事公開日]2024/03/17

越石です。

そういうわけで実は京商ターボスコーピオンも購入して組み立てました。

RCカーはタミヤのホットショット、BBXの2台に続き初の京商です。
タミヤと比べて組みやすさなどどうなのか。

それでは張り切ってレビューです。

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京商ターボスコーピオン レビュー

京商ターボスコーピオンの画像

こちらが今回購入して組み立てた京商ターボスコーピオンです。
ターボスコーピオンは1982年に販売開始されたスコーピオンをレーシーにグレードアップしたモデルで、2014年に復刻されたスコーピオンに続き2016年にこのターボスコーピオンも復刻されました。今回はそんなターボスコーピオン復刻版を購入したというわけです。

京商ターボスコーピオンの画像2

京商ターボスコーピオンの画像3

京商ターボスコーピオンの画像5

京商ターボスコーピオンの画像8

京商ターボスコーピオンの画像9

京商ターボスコーピオンの画像6

いやーターボスコーピオンかっこいいです。レーシングバギーの名の通り、細身でシュッとしたスタイルが印象的なモデルです。

アルミのシャーシが男心をくすぐる

京商ターボスコーピオンのアルミシャーシの画像

これまで組み立てたタミヤの2台と大きく異なるのがこのアルミのシャーシ。アルミパーツをビスで繋げていく過程は必ず男心をくすぐるんではないでしょうか。ずっしりとした重力も所有感が高まります。剛性は高そうです。

モーターは京商G27

京商ターボスコーピオンの画像10

モーターは京商のブラシモーターのG27にしました。説明書にはルマン490モーターが推奨されているのですがスーパーラジコンでも在庫切れですし、ちょっとお高い(Amazonで4,400円)ので公式で適合パーツとして記載してあったG27にしました。

京商G27モーターの画像

こちらはAmazonで1,460円でしたのでこないだBBX用に買ったタミヤのライトチューンモーターより安く済みました。

3台目はなぜターボスコーピオンに?

京商ターボスコーピオンの画像7

タミヤホットショットBBXと続く3台目となったターボスコーピオンなわけですが、他にはタミヤ ホットショットⅡ、ワイルドワン(ノーマル仕様)、ノバフォックス、あと京商スコーピオン(ターボじゃないほう)も購入の候補に挙がっていました。

最後までワイルドワンと迷ったのですが、ワイルドワンをやめた理由として

  • ・ノーマル版→ロールケージが赤い(無塗装の場合)
  • ・BLOCKHEAD MOTORS版→ボディが青に塗装済み

というのがネックで一旦やめました。

バギーでデザインがかっこいいという大前提があるのですが、今回はがっつり色を変え淡い色で塗ってみたいというのもありました。
そんな中、色々調べるとどうやらスコーピオンがかっこ良さそうだ、さらにはターボスコーピオンはもっとかっこ良さそうだ、そして色も普通に塗れそうだ、ということでターボスコーピオンにしました。

ターボスコーピオンとスコーピオンの違いは?

京商にはスコーピオンというモデルがあります。ではスコーピオンとターボスコーピオンの違いはというと、別にスコーピオンにターボが搭載されているのがターボスコーピオンというわけではありません。先述した通りスコーピオンのグレードアップ版がターボスコーピオンになります。

▼グレードアップ例

  • ・タイヤサイズを大きくしギャップ走破性をアップ
  • ・オイルダンパーが大口径12mmタイプを標準装備
  • ・20mmのフロントワイドトレッド化
  • ・10mmのロングホイールベース化

あと、ルーフやボディのデザインも少し異なります。

 

【塗装】ボディはコルサグレイで塗装

京商ターボスコーピオンの画像4

ターボスコーピオンのイメージカラー(完成見本)は青と白ですが、今回は淡い水色っぽいコルサグレイ(PS-32)で塗ってみました。イメージ通りの色味で爽やかな感じになりました。

センターストライプ(白ライン)を入れる

京商ターボスコーピオンのボディの画像

あとアクセントにセンターストライプも入れてみたくて挑戦してみました。例のごとくポリカボディの裏面から塗装するのですが、まずドライバーも裏から塗装し(表からでもいい)、次にベースカラーのコルサグレイを塗装する前にラインを入れたい部分にマスキングテープを貼り、ベースカラーのコルサグレイを塗装した後にマスキングテープを剥がし白をスプレーしました。しっかりマスキングテープを貼ったつもりでしたがそれでも少し滲んでしまったのでマスキングテープの種類なんかを見直す必要があるかもです。

▼完成見本の青色部分はステッカーで再現

ちなみにキットを開封するまで知らなかったのですが、イメージカラーの青と白にするには、白で全体を塗装し青色部分はステッカーで再現します。その際、ボディの段差に合わせてカットされたステッカー(面に沿うように繋ぎ目部分が切られている)を細かく貼っていくのですが、完成見本のように繋ぎ目が見えないように青い部分を貼るのは至難の業ではないかと思いました。(おそらく完成見本は塗装?)

ドライバーの塗装

京商ターボスコーピオンのドライバーの画像

ドライバーの塗装ですが、最初は顔までちゃんと塗ったんですが、キットの顔がキリッとしたイケメン過ぎて主張が強すぎます…

京商ターボスコーピオンのドライバーの画像2

で、どうしたものかと悩んでいたらステッカーにバイザーがあったのでせっかく塗ったけど貼っちゃいました。うん、こっちのほうが控えめでいい。

京商ターボスコーピオンのドライバーの画像3

 

【組み立て難易度】タミヤより難易度は低い?

これまでRCカーはホットショット、BBXとタミヤ製を2台組み立てましたが、京商のキットは初めてです。そこでタミヤと京商のRCカーを組んでみた印象はどうだったのかまとめてみました。
結論としてはタミヤのほうが難易度が若干高く、京商はパーツが少なくサクサク組めるけどシンプル過ぎる説明書が経験者向けという感想です。

京商キットの良いところ

▼パーツ分けが親切

まず京商はパーツ分けが親切です。工程毎に袋を開けていけばパーツ探しに迷うことなく組めます。
タミヤBBXも基本はビスなどは工程毎に袋分けされているのですが、工程毎になっていないプラパーツが多く探すのに苦労します。その点、京商はプラパーツもまとまりがよく探す苦労はほとんどありませんでした。
※そもそもターボスコーピオンはホットショットやBBXに比べパーツ数が少ないです。

▼ビスの種類が明快にわかる

京商は説明書の組み立て図の中でで実寸のビスが記載されているので間違えることなく組めました。
タミヤの場合は組み立て図の枠外に実寸のビスを一覧で記載(これはこれで有難い)し、図解ではビス番号のみのため組み立て時にビスサイズを間違える可能性あり、実際どこかで間違えたのか足りないビスや余るビスが発生しました。(ちょうどスペアがあるビスで助かった)
※ちなみにビスなどの細かい部品はトレーで管理しています。

▼ギアボックスなど組み立て済み

これは賛否両論ありそうですが、ギアボックスは組み立て済みなのでかなり時間が短縮されます。まぁでも自分で組みたいような助かるような…

▼ボディが切り出し済み

タミヤの一部モデルで塗装済み・切り出し済みのものもありますが、ターボスコーピオンは塗装こそしてありませんが、ボディは切り出し済みです。塗装は楽しいですが綺麗に切り出すのは本当に大変なので助かります。

▼ステッカーも切り出し済み

京商ターボスコーピオンのボディの画像2

ステッカーも切り込みが入っており、シートから剥がすだけで貼れます。これは助かる。
ただ、透明部分の余白は大きめなので可能なら余白は詰めたほうが良さげです。
※私は面倒なのでそのまま貼りました。

▼組み立て時間は丸一日

そんなこんなで組み立てがサクサク進むので、金曜の夜と土曜の夜の数時間で組めてしまったのでトータルで丸1日かかるかどうかというところでしょうか。明らかにホットショットやBBXよりは早く組めます。
※BBXはボディの切り出し&塗装に1日かかりました

京商キットの不満点

▼説明書がシンプル過ぎる

しかし不親切な部分もあります。説明書がシンプルな分、説明不足なところもけっこうありました。

サーボや諸々のメカの組み込みもどこに線を通せば良いなどの説明もなく配線の絵自体が省略されています。わかっていることが前提って感じで、これが初めてのラジコンなら発狂していました。
一方、タミヤの場合はメカの配置から繋げ方、電源を入れる順番まで説明があります。

▼本体のスイッチを入れるのにボディを外す必要がある

いざ組み終わってさて走らせてみよう(動作確認)と思って、本体のスイッチを入れようと思ったらボディを外さないといけないじゃないですか?!しかもボディを外すためにはピンを外してさらにルーフとリア上部のロールバーを5箇所も外さないといけません。これは超面倒です。改造してスイッチが外からでも操作できるようにしたいです。走らせないけど。

▼組み立てが1日で終わってしまう

良い点でも挙げましたが、組み立てが早く終わってしまうので楽しめる時間も短くなってしまいます。これが属にいう早く完成した姿が見たい一方で、至福の時間は長いほうがいいという「盆栽RCカーのパラドックス(※)」です。
※もちろん嘘です

まとめ

そんなわけで京商ターボスコーピオンの組み立てレビューでした。
アルミのシャーシなどメタルパーツをふんだんに使用したターボスコーピオンは男心をくすぐる要素満載でしたが、サクサク組めてすぐ終わってしまう点ではBBXやホットショットのほうが達成感はありました。通常、ステッカーを貼り終わったボディをシャーシに取り付けるクライマックスでは感動が押し寄せるものなのですが、「あれ?もう終わっちゃった」と少し拍子抜けしてしまいました。まぁ本来はこれが始まりで走らせるのが本番なんでしょうが。

とりあえずデザイン的に欲しいバギーはひと通り手に入れたので、ラジコン購入もこれで当面打ち止めのような気がするのですが、ボディの塗装とステッカー貼りが楽しいので、BBXのボディだけ買って色違いを楽しもうなんて計画もしています。

とか言いながら実は3月16日に復刻された黒いホットショットⅡではなく、BLOCKHEAD MOTORS版の青いホットショットがちょっと欲しくなってきてたりするんですが、ホットショットは組み立てが大変なんで迷ってます。でも3台組んだので最初に組んだホットショットよりはスムーズに組めそうな気もしています。

あとやっぱり走らせたいよな…でもタイヤさえ汚れるの嫌だな…でも走らせたいな…

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