越石です。
そういうわけでタミヤBBXを購入しました。
先日のホットショットに続き2台目のラジコンです。
2台目はホットショットⅡを買おうと思っていましたが、やっぱノバフォックスも安くていいなと思ったり、色々調べた結果、BBXを買ってしまいました。
結果、大正解でした!これはかっこいい!
そんなわけでタミヤBBXの完成&組み立てレビューです。
タミヤBBX完成レビュー
こちらが今回組み立てたタミヤBBXです。
トラディショナルなシーシングバギー
BBXはトラディショナルをコンセプトにしたレーシングバギーで、シンプルなスタイルがやっべーくらいかっこいいです。
黒に塗装
タミヤの作例やパッケージのイメージカラーは青ですが、もともと黒い復刻版ホットショットⅡを買うつもりでしたので、黒で塗装してみました。結果、めっちゃかっこいいと思うのですが指紋や埃が目立つのが玉に瑕です。ソリッドカラーの淡い色も試してみたいけど、もう一度ボディを切り出すのは躊躇(詳しくは後述)しちゃいます。
高級感のあるダブルウィッシュボーン・フロントサスペンション
ダンパーはアルミパーツを使用しメカニカル感増し増し。エアレーションオイルダンパーという高性能なダンパーらしいです。
また上下Aアームのダブルウィッシュボーン・フロントサスペンションにはマットな素材を採用し高級感があります。
銀メッキのホイール
ホイールも標準で銀メッキ仕様です。これはこれでめちゃくちゃかっこいいのですが、またゴールドのホイールに交換したい気持ちも少しあります。黒にはゴールドが合う…
ロールケージを再現
ポリカボディを外すと実車さながらのロールケージを組み合わせたシャーシになっています。こういうのに男の子は弱いんです。
バッテリーはシャーシ内に格納
バッテリーはシャーシ内に格納するので配線を含め外から見えない形です。すっきりしてて良いのですが、マジックテープで脱着するボディカウルを外すのがちょっと面倒です。
なぜBBXにしたのか?
ちなみに当初買うつもりだったホットショットⅡやノバフォックスではなく、なぜBBXにしたのかと言うと以下の理由からです。
- ・ホットショットⅡはホットショットと共通パーツが多く組み立てに新鮮味がなさそうだから
- ・ノバフォックスは安くてかっこいいのですが、BBXのメカニカル具合や高級感に惹かれた
- ・そして何よりBBXのシンプルなデザインに惚れた
というわけで新鮮味と高級感とかっこよさですね。
ホットショットⅡもいずれ買ってしまうかもですが。
タミヤBBXにスペアタイヤを装着【カスタム1】
カスタム第一弾として、リアロールケージにスペアタイヤを装着してみました。
めっちゃかっこいい!
詳しくは下記記事を参照ください。
タイヤにホワイトレターを入れる【カスタム2】
次にカスタム第二弾として、タイヤにホワイトレターを入れてみました。これもめっちゃかっこいい。一気に足元が引き締まります。
詳しくは下記記事をご参照ください。
タミヤBBXの組み立て難所
ここからはタミヤBBXを組む上で個人的に難しかったところを紹介します。何かの参考になれば。
ボールデフの組立
BBXの難所と言われるボールデフの組み立てですが、案の定ボールがポロポロ落ちて苦労しました。
そこでネットで組み方を調べてみると8個のボールを挟む時にモリブデングリスを盛り盛りにして埋め込むと落ちにくいらしく、試してみたところ拍子抜けするほど簡単に組めました。ちなみにボールが床に落ちると探すのが大変なので作業トレーは必須です。私は何度も助けられました。
※本来は脱脂や締め込み量などちゃんとしないと滑ることもあるみたいなんですが、後ほど動作確認したところ普通に(?)ちゃんと動いています。
ボディ
▼切り出し
ホットショットのポリカボディはボディとリアウイングの2パーツでしたが、BBXはシャープなフォルムを再現するために6分割もされています。
しかも細かい曲線に長い直線とかなり切り取るのが大変。ホットショットの反省を活かし、あらかじめマジックで切り取りラインをなぞった上で、カッターの刃を軽く入れてパキパキするという方法を駆使しましたが、それでもまぁ大変でした。
これでも小中高と図工・美術はオール5で、学校でも一番絵が上手くて器用で走るのも速くてイケメンだと有名な子だったじゃないですか?そんな私でも苦労するほどです。
※老眼が影響しているという噂もある
※近くが見えない
※目にギュッと力を入れると少し見えるようになるような気がする
少しガタガタになった曲線は紙ヤスリ、直線は棒ヤスリで整えなんとか形に。中性洗剤で洗ったあと塗装し、そして保護シートを剥がした時の達成感はものすごいです。辛いけどこの感動はクセになります。
※ちなみに3月16日に発売されるホットショットⅡはボディの切り出し&塗装がされているらしい。難易度も下がるが楽しさも半減か?
▼ステッカー貼り
塗装が完了したらステッカーを貼るわけですが、これもまた大変。
まず切り取るのが面倒です。多少の余白は気にならないとはいえ、余白が少ないほうが綺麗に仕上がります。ですのでハサミやアートナイフを駆使して丁寧丁寧丁寧に切り取るよ。
そしてシールになっているステッカーですが、曲面にも馴染むよう良くも悪くも柔軟性があり、そのせいで端だけ剥がして位置決めしても、油断すると曲がります。
ちなみにルーフ部分もポリカで切り出すのですが、ホットショットではアルミだった部分ですので社外品のアルミパーツを購入しました。Amazonで1,600円でしたが、ビスの位置も問題なく装着できました。
ステアリングロッド
ステアリングロッドは付属の板レンチを使ってシャフトの真ん中を押さえて両端のアジャスターを締めて長さを調整していくのですが、付属の板レンチは薄いので真ん中の六角部分を保持するのが難しい。板レンチで押さえてアジャスターをペンチで回すのか、ペンチでアジャスターを押さえて、板レンチでシャフトを回すのか…どちらも試しましたがどちらも滑る。最終的に板レンチ自体がなめるし…
ドライバーの塗装
実は前回組み立てたホットショットではドライバーはあまり見えないので無塗装で乗り切りました。
ただ今回のBBXは作例を見てもばっちりドライバーが見えます。
いっそドライバーを乗せないという選択肢も考えましたが(そういうとこある)、安くない買い物なのでちゃんと作ろうと思い今回は重い腰を上げ塗装しました。
面倒だなぁ面倒だなぁと思いながら、グレーのサフを吹いてからエナメル塗料で筆塗りしたのですが、これがまぁまぁ楽しい。塗り分けも少ないので思ったよりも見れるものになったんじゃないでしょうか。(ドアップNG)
スイッチの取付
受信機をタミヤではなく社外品にしたのですが、取説にあるスイッチと形状が異なるためネジで取付できず、仕方ないので両面テープで設置しました。
むしろサイドの網部分からスイッチのオンオフが出来るのでナイスリカバーだったんではないでしょうか。
ダンパーの組み立て
▼シャフトへのアジャスター取付
これホットショットの時も苦労したんですが、今回も大変でした。
何が大変かというと、丸くて細いシャフトをペンチなんかで挟んで固定して、アジャスターをねじ込んでいく必要があるのですが、シャフトが回ってしまってペンチで固定できないわ、アジャスターはカッチカッチでなかなかねじ込めないわで苦労します。
しかし、シャフトを挟んだペンチに足で体重をかけ、いい感じにシリンダー部分に手を添えて、アジャスターの穴に六角棒レンチを通してクルクル回すというコツを編み出し、2本目からはサクサク組めました。
※がしかし、Oリングを一部入れ忘れてやり直すという失態を…
▼ダンパーオイルの充填
ダンパーのシリンダーへのダンパーオイルの充填も難所でした。
これ、キャップにもオイル入れて閉めるって重力を無視してません?ひっくり返したらこぼれるよ?
結果、サラサラのオイルとはいえ、水よりは粘性があるのでサッと取り付ければ案外こぼれませんでした。
難所ではないけど注意点
▼ボディへのマジックテープの取付
難しいわけじゃないけど失敗したなという点です。
BBXはポリカボディをシャーシへ取り付ける際、マジックテープを使用して固定するのですが、これがすごく強力。外す時にボディが歪んで凹みそうです。
一応説明書通りのテープ量でやりましたが、がっつり走らせるわけでもないのでもっと設置面を小さくしても良かったかも。
ちなみに上下で位置合わせがしづらいので、下のボディに両方貼ったまま、上からボディを載せて接着したほうがやりやすいです。
と、他にも多少は難しいところもあったのですが、作成難易度が少しくらい高いほうが楽しく、組めた時に脳汁ドバドバ出ます。
あとホットショットよりも少し早く組めました。大体3日とホットショットと日数は同じですが三連休をがっつり利用したホットショットより作業時間は短かったと思います。やはり4WDのホットショットは組み立てに時間がかかるのか、それとも2台目なのでコツを掴んだのか。
あ〜ずっとラジコン組んでいたい。
※本来は3日で作るようなものじゃないと思います(せっかちなので)
別売りパーツの注意点
タミヤBBXは本体キットを購入するだけでは走りません。別途下記のものを購入する必要があります。
- ・RCメカ 2チャンネルプロポセット:送信機、受信機、ESC、ロープロファイルサーボ(※1)
- ・540タイプモーター (※2)
- ・走行用バッテリー、充電器
- ・送信機用電源
今回もホットショット同様、作ることが目的でがっつり走らせるつもりはないのですが、組み立てたら動くか気になるので動作確認のためだけに一通り揃えました。
そして購入に関して2つの注意点があります。
※1.ロープロファイルサーボ〜「ファインスペック2.4G」は使えない
ラジコンには必須のステアリングを制御するサーボですが、普通のサーボの高さだとシャーシに収まらないらしく、高さの低いロープロファイルサーボを使用する必要があります。
またタミヤのプロポセット「ファインスペック2.4G」を購入するつもりでしたが、店員さんからファインスペックのサーボではダメだと聞き、店舗で在庫のあるロープロサーボを見せてもらいますが、安くても7,000円とけっこう高い。
そこでどうせ動作確認だけだしとAmazonで安め(3,380円)のサーボを購入。
プロポと受信機は後日スーパーラジコンで9,000円のセット(バッテリー無し)を購入しました。結果、一応ちゃんと動作しました。バッテリーはホットショットと共有。
※なんか電圧の相性とか本当は色々あるみたいです。
※2.モーターの軸の長さが10.5mm以上
BBXにもホットショットのようにモーターが付属しているものだと思っていたのですが、モーターも別途購入する必要があります。
また、メーカーの商品ページには「540モーター」としか記載がありませんが、説明書には軸の長さが10.5mm以上と指定があります。
そんなこととはつゆ知らず、安いタミヤのモーターを買おうとショップの店員さんに相談したところ、軸の長さが必要と教えてもらったわけです。実店舗で購入してよかった…ネットで買ってたら危うく無駄金になるところでした。
で購入したのが、タミヤのライトチューンモーター。スーパーラジコン価格で2,002円でした。ちゃんと着けれて回りましたよ。
走行チェック(動作確認)
試しに家の廊下で走らせてみましたが、ちゃんと走りました。
ホットショットは当初サーボの調子がおかしくギクシャクしていたのですが(タミヤに問い合わせたところ不具合の可能性があるので送ってくれと言われたがなぜか症状が治まってしまい保留中)、BBXはシンプルな構造だからなのかステアリングの反応も良いですし素直に真っ直ぐ走ってくれます。まるで私のよう。心配したボールデフの滑りも無さそうです。(ちゃんとスピード出してみないとわかりませんが…)
まとめ
そんなわけでタミヤBBXの組み立てレビューでした。
いや〜作るのめっちゃ楽しかった。ラジコンやばいです。楽しいです。脳汁ドバドバです。走らせないけど。
ホットショットの時も思いましたが組み立て難易度はけっこう高めです。繰り返しますが、小中高と図工・美術でオール5で足が速くてイケメンの私ですらです。もしかすると若い頃のほうがもっと楽に作れた可能性もありますが…老眼辛い。
ですが、ある程度の難易度があるからこそ、完成し、走った時の感動はひとしおです。走らせないけど。
本当はこれでラジコンも終わりにしようと思っていましたが、また作りたいなぁ。ホットショットⅡ買っちゃうか?でもボディが塗装済なんだよなぁ。