エドワードグリーン ドーバーのラスト606と32と202を比較

[記事公開日]2016/09/03[最終更新日]2021/05/31

越石です。

そういうわけで、とうとう手に入れた「エドワードグリーンのドーバー」ですが、このドーバーのラストは606でセミスクエアのタイプとなります。一方以前所有していたロイドフットウェア名義のドーバーはエドワードグリーンの中でも細身と言われるラスト32。さらにまたまた購入した黒のドーバーはド定番のラスト202。

ロイドフットウェアのドーバーは今や写真しか残っていませんが比較してみました。写真並べただけですけど。

 

 

【その1】エドワードグリーンのドーバー#606とロイドフットウェアのドーバー#32

エドワードグリーンのドーバー #606

エドワードグリーン ドーバー(Edward Green Dover)ラスト606の画像

こちらが購入したばかりのエドワードグリーンのドーバー。ラストは606です。美しい。

ロイドフットウェア名義のドーバー #32

ロイドフットウェア ドーバーinシューツリー2

こちらがロイドフットウェア名義のドーバー。ラストは32です。10年以上前の靴のはずですが、こちらも美しい。製造元はもちろんエドワードグリーンです。

比較してみます

エドワードグリーン ドーバー(Edward Green Dover)ラスト606

ラスト606のドーバー

ロイドフットウェア ドーバーinシューツリー

ラスト32のドーバー

上がラスト606のエドワードグリーンのドーバー。下がラスト32のロイドフットウェア名義のドーバー。

やはり一見して分かる大きな違いはつま先の形です。
606はセミスクエアで32はラウンドトウです。明らかに違います。あぁラスト32のドーバーもかっこいい・・・売らなきゃよかった。

この角度では特に32のほうが細身とはわかりません。

上から比較してみます

エドワードグリーン ドーバー ラスト606と32比較用画像

ラスト606のドーバー

ロイドフットウェア ドーバーinシューツリー3

ラスト32のドーバー

上からの写真です。
若干上のラスト606のほうがボールジョイント部分が横に張り出しているようにも感じます。またモカ部分のU字の角度が606のほうが内側に細いのが分かります。セミスクエアなつま先と相まってモダンな印象です。一方、ラスト32のドーバーはつま先とU字部分が共に丸くクラシカルな雰囲気を醸し出しています。606のほうがロングノーズのはずですが、そこまで違いは感じません。

と言うか、みなさんお気付きでしょうか・・・

どちらもかっこいい。

これは実際靴屋で比べたら迷うだろうな・・・さらに202も良さげなので尚更迷いそうです。

ちなみに写真ではわかりませんが、ロイドフットウェアのドーバーはかなり古いもののようで、アッパーには細かい皺やひび割れがありました。状態は格段に606のほうが上です。

 

【その2】エドワードグリーン ドーバーのラスト202と606を比較

エドワードグリーン ドーバーの202と606トップ画像

また買っちゃいましたエドワードグリーンのドーバー#202ですが、今回はラスト202のブラックです。

そんなわけでここからはラスト606のドーバーと並べて比較してみました。そうです。比較と銘打ちましたが、ここからも並べて写真を撮っただけの安定の薄〜い内容になっております。

エドワードグリーン ドーバーのラスト202と606

エドワードグリーン ドーバーの202と606

はい、並べました。

右が購入したばかりのドーバー202で、左奥が606です。色は黒とダークオーク。

エドワードグリーン ドーバーの202と606_2

やばい。美しい。かっこいい。

エドワードグリーン ドーバーの202と606_俯瞰

はい、ここまで何も比較してません。
この記事でもまとめたように、ラスト202(写真右)はエドワードグリーンを代表するど定番のラストで、丸みを帯びたクラシカルで伝統的なスタイル。一方606はそんな202を少しゆったりと甲高にして、つま先もラウンドトウからセミスクエアトウに変更したラスト。202のほうが若干細身のはずですが、見た感じでは違いはわかりません。

エドワードグリーン ドーバーの202と606_3

しかしこうして並べてみると、逆に606のほうが甲が低く少しロングノーズな印象を受けます。これは202はモカ縫い直後からつま先までストンと丸く落ちているのに対し、606はセミスクエアのためモカ縫いからつま先までスーッと平行に伸びているように見えるのが影響していそうです。(写真の角度もあるかも)

エドワードグリーン ドーバーの202と606_正面

この角度だと、つま先のデザインも極端に違うようには見えません。それにしてもそれぞれいい色と艶です。

エドワードグリーンのドーバーは・・・

エドワードグリーン ドーバーの202と606_4

そして皆さんお気づきでしょうか?

そうなんです。

202も、606も・・・

かっこいい!!!

両方かっこいい!!!

エドワードグリーン ドーバーの202と606_5

ラウンドトウとセミスクエアトウというデザインの違いもありますが、ブラックとダークオークという違いもコレクション性を高めています。やばいよドーバー。

 

【参考】エドワードグリーンのラストの特長

ラスト202

ラスト202はエドワードグリーンを代表するラストで、これぞ英国靴というクラシカルで伝統的なスタイルの名作ラスト。特徴としては、全体的に丸みを帯びたシルエットで、小ぶりのヒールカップ、もちろんつま先は絶妙なラウンドトウになります。現行の202は旧202をシューデザイナーのジョン・フルスティック氏の手によって、より万人に合うように改良されており、履いた瞬間から足に馴染むと言われているようです。

ラスト606

ラスト606はラスト202をよりゆったりとさせたラストになり、足の甲が高い人などにお勧めとの事。スタイルはつま先がセミスクエアになり、202や32と比べ現代的なデザインとも言われています。

ラスト32

ラスト32はドーバーラストと言われ、ドーバーのために開発されたラスト。つま先はクラシカルなラウンドトウで、エドワードグリーンで最も細身と言われるラストになります。

ラスト808

ラスト808は細身で高部分が低いスタイルでハーフサイズ上げる人も多いようです。つま先はスクエアトウで代表モデルにセミブローグのアスキスがあります。

ラスト888

ラスト888は細身な808をゆったりとさせたラスト。つま先は808より鋭角なスクエアトウ。

ラスト82

ラスト82は202の次世代ラストと言われており、エドワードグリーン最新のラスト。202が全体的に丸みがあるのに対し、最新の流行を取り入れたシャープで細身のスタイルが特長となります。またヒールも202に比べ数ミリ高いそうです。

 

そんなわけでブログのネタの為に安易に比較しましたが、結果として本当にラスト違いや色違いのドーバーが欲しくなってきました。これは危険が危ないです。それではまた。

 

エドワードグリーン ドーバーの購入はこちら

関連記事

メールアドレスが公開されることはありません。