越石です。
あとUチップだけだったんです。
スーツに合うUチップだけだったんです。
私に足らないものはドレッシーなUチップだけだったんです。
そういうわけでクロケット&ジョーンズのUチップ「KENSINGTON(ケンジントン)」を中古で購入しました。高円寺のトレファクで。
トレファクの通販サイトで見つけるも迷う
2〜3週間前にトレファクの通販サイトで見つけてからずっと気になっていた靴だったんです。しかしサイトの写真を見る限りではけっこう汚く、それを裏付けるかのように価格もとびきり安く、なかなか購入の判断に迷う靴でした。
そんな折、在庫しているトレファク高円寺店の近くまで仕事で来たので帰りに寄り道して実物を確認です。
結果、迷いました。
手に取るもやはり第一印象は「汚い」です。
しかしよく見るとインソールは比較的綺麗ですし、何より外羽根部分(ハトメ)に全くと言っていいほど皺がなく非常に状態が良いのが分かります。この状態ならば他も磨けば光るのではと根拠もなく確信します。勢いが大切です。
で、最後に値引き交渉して購入決定です。
2,000円引いてもらいました。決め手です。
クロケット&ジョーンズ Uチップ KENSINGTON(ケンジントン)
前置きが長くなりましたが、こちらが購入したクロケット&ジョーンズのKENSINGTON(ケンジントン)です。「合わせモカ縫い」のUチップです。
現在はおそらく廃番のモデルで、ラスト(木型)も調べてみましたが不明です。
どうです、黒光りしてます。つま先もワックスでピカピカにしてやりましたよ。
買って正解でした。磨けば光るやつでした。
靴底はレザーソール
靴底はレザーソールです。汚いので今後ハーフラバーを考えてます。
写真では影になってしまいましたが、インソールも思ったより綺麗です。気休めに消臭・除菌スプレーを吹いてあります。
踵のデザインはこんな感じ。
靴磨き〜ビフォーアフター
ちなみに上の写真が靴磨き前で、下の写真が靴磨き後になります。
どうです?靴磨き前は汚いですよね?これは迷いますよね?
でも磨いたらピカピカに。いくつかあった白いシミも綺麗に消えました。同じ場所で撮っているんですが、被写体の黒さが変わった影響で背景の色味まで変わってしまっています。ちなみに今回の靴磨きの流れですが、まずはデリケートクリームを布に取って軽くこすって汚れを落とし、黒の靴クリームを薄〜く塗ってひたすらブラッシング&布拭きしています。仕上げにつま先をワックスでポリッシュしています。ワックスはKIWIの黒のパレードグロスプレステージです。
そんなわけで、すっかり綺麗になり、モチモチ感も出てきました。いい艶です。
クロケット&ジョーンズ ケンジントン 詳細データ
品番 | 8201 12 |
モデル名 | クロケット&ジョーンズ KENSINGTON(ケンジントン) |
色 | ブラック(BLACK) |
ラスト | 不明(調べ中) |
ウィズ | E |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
甲革 | ブラックカーフ(BLACK CALF) |
靴底 | レザーソール |
生産国 | イングランド |
サイズ | 8 |
定価 | ¥8万〜9万? |
Uチップが欲しかったんです
実はロイドフットウェアのドーバーを売ってたんです。クロケット&ジョーンズのラッドストックを手に入れるための資金として手放していたんです。
そんなわけで、Uチップが欲しかったんです。ロイドフットウェアのドーバーを手放してからというもの、私の心とローテーションにぽっかり穴が開いてしまっていたんです。
Uチップなら同じくクロケット&ジョーンズのONSLOWを持っていますが、こちらは茶色のカントリーなグレインレザーですので、ややカジュアル過ぎます。
そこでもう少しドレッシーなUチップが欲しかったんです。色は黒でも茶色でもよかったのですが、どちらかと言うと黒寄りでした。
そんな時に見つけたのがこのクロケット&ジョーンズのケンジントン。奇しくもドーバーと少し形が似ています。(ただしドーバーのようなスキンステッチなどではありません。)
最近のモデルでは意外とロングノーズが多いクロケット&ジョーンズですが、このケンジントンは比較的ショートノーズでオーソドックスでクラシックなスタイル。つま先もラウンドトウです。
そんなわけで、またまたいい靴手に入れました。
まぁ、ロイドフットウェアのドーバーを売らなきゃよかっただけの話なんですけどね。