陰嚢水腫の手術を終えて【ブログ体験記】※大人です

[記事公開日]2019/10/05[最終更新日]2023/12/27

越石です。

今回のブログは大人の陰嚢水腫の手術について。

金曜日に有休を取って「陰嚢水腫」の手術をしてきました。手術当日の金曜だけ入院し、土曜のお昼には退院しました。

 

陰嚢水腫とは?

陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)とは簡単に言うと陰嚢(キン◯マ)に水が溜まって腫れてしまう病気です。水なので弾力があり、触っても特に痛みはありません。ただただキ◯タマが大きくなるだけです。イ◯モツならまだしも、キンタ◯が大きくなってもメリットは特になく邪魔なだけです。私の場合200ccほど水がたまっていたようでけっこうな大きさでしたが、サウナでも自慢出来ません。むしろ恥ずかしいです。

 

応急処置として注射器で水抜きをする

そんな陰嚢水腫ですが、そもそもそんな病気なんて知らないですし、すごく邪魔ですし、金◯がめっちゃ腫れてて怖いので病院で診察を受けました。まずは応急処置として注射器でキ◯タマに溜まった水を抜いてもらうことに。ただしあくまで応急処置なので、多くの場合またすぐ溜まってしまうそうです。

さて水抜きですが、特に麻酔はしませんのでキンタ◯に注射器を刺す時けっこう痛みます。水を抜いている最中はそこまで痛くありません。とは言え、キ◯タマに針を刺して、水を抜かれるという体験はかなりの恐怖でしたので何度もしたいものではありません。

そんな感じで恐怖を乗り越え水抜きしたキ◯タマですが、案の定一月ほどでまた水が溜まってしまいました。完治にはやはり手術が必要とのことです。

 

脊椎麻酔による手術

そんなわけで、それから一か月後に手術となりました。手術といえば麻酔が必要です。いっそ全身麻酔のほうがよかったのですが、陰嚢水腫の場合は脊椎麻酔により下半身のみ麻酔をかけての手術になります。術後もしばらく下半身に麻酔が効いているので患部(キ○タマ)の痛みが和らぐようです。

手術当日、朝一で病院に行き、まずは病室で点滴のセットをします。腕にぶっとい針を刺すのですがこれがかなり痛い。うまく刺さらず2回刺されました。2倍痛い。

手術は午後からでしたので、数時間ベッドの上で呼ばれるのを待ちます。まるで死刑執行を待つような気分です。

そしていよいよ手術の時間です。歩いて手術室まで行き、手術を担当する先生や看護師さんに「よろしくお願いします」と愛想よく挨拶をします。簡単な手術とは言え、やはり身体にメスを入れる手術ですので、ここでの印象は大切です。これにより麻酔量の特別サービスが期待出来ます。(※そんなものありません)

ベッドに横たわると麻酔の処置が始まります。背骨に麻酔を打ちますので、まずはベッドの上で横向きになり、エビのようにグッと背中を丸めます。そしたらまず最初に痛み止めの注射を背中に打ちます。チクッとします。背中なのでいつ打たれるのか分からないのが恐怖です。すぐにジワッと背中の一部が腫れてくるような感覚があります。不快です。見えていないのですが、ここで麻酔の注射針もすでに脊椎に刺していたようです。痛み止めが効いているのでチクチクしている間にいつの間にかという感じです。すると今度はすぐに下半身がジュンジュワーっと熱くなり、正座をし過ぎて足が痺れた時のような感覚になります。ものすごく不快です。もう自分では足を動かせないので、看護師さんに手術時の体勢に直してもらうのですが、痺れた足を持たれるのもかなり不快です。腕は広げてベルトで固定されます。

このまま下半身の麻酔だけで意識は覚醒したまま手術する場合もあるようですが、ほとんどは眠くなる薬を点滴で入れてもらい、ウトウトもしくは完全に眠った状態で手術が開始されます。私は事前に「いっぱい眠くなる薬を入れてください!」と伝えておきました。ここで先ほどの愛想の良い挨拶が生きてきます。

手術完了

で、いつの間にか眠ってしまい、目が覚めると手術は終わっていました。痛みは全くありません。ただし下半身はまだ麻酔が効いているのでうんともすんとも動きません。ですのでベッドに寝たまま病室まで戻ります。

恐怖の尿道カテーテル

病室に着くと、先生から看護師さんへ「尿道カテーテルは歩けるようになったら抜いていいよ」と指示が出されます。そう、尿道カテーテルが麻酔で寝ている間に私のイ○モツに挿入されていたのです。ただし、全く下半身の感覚がないので、入っている違和感さえ感じません。
それから2時間くらいで足の感覚が徐々に戻りはじめ、3時間くらいで少し指先が動くようになります。5~6時間で足が上がるようになってきたので、看護師さんに伝え、着替えと併せて歩いてみることに。いけそうです。

看護師さん「じゃあ、尿道カテーテル抜いちゃいましょうか」

尿道カテーテルは抜く時「地獄の痛み」だと噂に聞きます。ですので、女性の看護師さんにイ○モツを晒し、さらに握られているにも関わらず、恐怖で恥ずかしさもありません。

看護師さん「じゃあ、抜きますので、フゥーって息を吐いてください」

私「あ、はい、ふぅ~~~おふぅっ?!!あsdfghjk」

噂通りなかなかの痛みでしたが、一瞬でしたので思ったよりは辛くなかったです。

本当の恐怖は排尿時

なんだよ、尿道カテーテル抜くなんて大したことないじゃんなんて思いながら、その後トイレ行ったのですが、排尿すると激痛が走ります。これまで体験したどの痛みよりも痛いんじゃないかという痛みです。ジャングルジムから鉄のスコップを頭に投げられ麻酔無しで頭を縫った時の痛み、陸上の練習中に足首の筋を3本切った時の痛み、図工の時間に彫刻刀で指をざっくり切ってしまった時の痛み、娘にキ○タマをおもいっきり蹴られた時の痛み、失恋の痛み、親父に頬をぶたれた時の痛み、母親の財布から500円玉を抜き取った時の心の痛み、そんなこれまで味わったどの痛みより痛いのです。思わず叫び声を上げたあと悶絶してトイレで座り込みます。残尿しているだけで痛みます。全ての尿を絞り切るまで痛みが残るのです。その痛みが2日ほど続きました。もうおしっこするのはやめよう、水分も取らないでおこうなんてことを誓いますが、なぜかいつもより頻尿です。しかし、ある時を境にぴたりと治りました。普通におしっこが出せるのがこんなにも幸せだとは思いもしませんでした。

そんなわけで、今回の手術で一番辛かったのは尿道カテーテル後の排尿でした。

このブログを書いている時点でまだキ○タマは痛みますが、あの痛みに比べれば大したことはありません。

そんなわけで、ここからは今週の靴です。キ○タマの痛みとともにどうぞ。

10/1(火)JMウエストン ゴルフ×ベージュチノパン

JMウエストン ゴルフ×ベージュチノパン

金曜に手術をしましたので、月曜は大事をとって自宅作業にし、火曜から出社です。傷口がまだ痛む&キ◯タマをかばって歩き方がぎこちないということで、しっかりと歩けるゴルフにしました。ちょうどゴルフボールくらいのキン〇マですので、相性は抜群に良いはずです。

10/2(水)JMウエストン180ローファー(ダークブラウン)×カーキワイドパンツ

JMウエストン180ローファー(ダークブラウン)×カーキワイドパンツ

水曜はJMウエストンでダークブラウンのローファーにしました。キ◯タマをあまり締め付けたくないためワイドパンツにしています。また少し腫れてきてるけど大丈夫だろうか。

10/3(木)JMウエストン180ローファー(黒)×ベージュリーバイス505

JMウエストン180ローファー(黒)×ベージュリーバイス505

木曜はJMウエストンで黒のローファーとベージュのリーバイス505にしました。リーバイス505はそこまでタイトではないのですが、少しキンタ◯が圧迫されて痛みます。ちょっと失敗。それにしても、いつになったらキン◯タマの痛みが取れるのか・・・

10/4(金)アディダススタンスミス×ネイビーチノパン

アディダススタンスミス×ネイビーチノパン

金曜は夜の雨で地面が濡れていたのでスタンスミスに。
前日の夜は会社の目標達成記念でお肉を食べ、1週間ぶりに少しお酒を飲んじゃいました。二杯だけです。お店まではけっこう痛んだキ○タマも、アルコールが入ると和らぎます。ほんとは傷にアルコールはダメみたいなので二杯だけです。
そしてこの日は午後から手術の経過を確認するための検診です。特に問題もなく、アルコールも無事解禁になりましたので、その足で夜は前職の仲間と飲みました。めでたし、めでたし。

今回の教訓として、もしまた仮に手術することがあるならば、尿道カテーテルは死ぬ気で拒否したいと思います。

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