越石です。
かつて作ったボークス 1/72 レッドミラージュ「最強幻像への挑戦」を押入れから引っ張り出し、綺麗にしてから写真を撮り直しましたので本記事もリライト(2025年11月)しました。
ボークス 1/72 レッドミラージュとの数年ぶりの再会〜状態が良すぎて驚いた
こちらが確か20年以上前に作ったボークス 1/72 レッドミラージュ「最強幻像への挑戦」です。
比較的密封されたケースに入れて保管していたため、ホコリはほとんど付いておらず、思った以上に綺麗。制作してから20年以上経っているので部分的に塗装剥がれはあったものの(後ろの左スカートがボロボロに剥がれており、とりあえずエナメルのシルバーを塗って修正済)、全体の塗装状態は良好で、特に全身の「パールホワイトのきめ細かさ」は今見てもなかなか良いです。ですので、綺麗にしてからトップコートをやり直そうと思っていましたが止めました。
ただ、デカールが色褪せてオレンジ色になっているのはなんとか直せないだろうか…
※なぜ番号を「4」にしているか謎
半透明装甲を意識してパールホワイトで塗装
購入当時は半透明装甲の設定イラストが出ていた時期だったので、パールホワイトでなんちゃって透明感を出そうとしてます。見えないですが、関節部には板バネ状のモールドも彫り込んでいます。
おそらく当時も今と同様に缶スプレーで塗ったと思うのですが(一瞬だけエアブラシを所有していた時期があるので詳細は不明)、昔のパール塗料は粒子が細かかったのか、それとも単に奇跡的にうまく吹けただけなのか…。とにかく、今見ても十分通用する質感です。(確か今は廃番になっているパール塗料を使用した記憶)
カウンターウェイトやスカートのシルバー塗装はこすって銀さん?
また、スカート部やカウンターウェイトなどのシルバー部分ですが、写真では単にムラに見えるのですが、謎の金属感が出ていてすごくいい感じ。確か「こすって銀さん」でシルバーにしてからトップコートかけたんですよね。本来、こすって銀さんの上からのトップコートは輝きがなくなるのでNGですが、なぜかよい感じになってます。
ソードホーン紛失→1/100レッドミラージュから移植
実はこのレッドミラージュ、頭部のソードホーンをどこかの引越しのタイミングで紛失していました…それが今まで押入れにいた理由です。
そこで今回、ボークス 1/100 レッドミラージュ V3 軽装版(クリアレジン)からソードホーンを拝借しました。サイズもとくに違和感ありません。
1/100の方はクリアレジン(半透明装甲)が黄ばみすぎて飾るのを諦めたので、部品取りとしてはむしろ役に立ってくれた形です。ごめんね。
それにしてもソードホーンが理由で押入れにいたなんてもったいないことをしていました。
ボークス 1/72 レッドミラージュについて(1995年発売/造形村・山岸幸司原型)
このキットは95年ごろに発売されたボークスのガレージキットで、「最強幻像への挑戦」と銘打たれていたモデル。
リアルタイムでは買えず、確か秋葉原の中古ショップで購入した記憶があります。
パーツ構成や内部ディテールも当時としては異常に凝っていた
パーツは細かく分割されており、頭部から続く脊髄、コックピットなど、ちゃんと内部構造が造形されています。
※写真の脊髄は途中で折れてます…
幻のオプションパーツ
当時の雑誌広告には、続けて「ベイル」などのオプションも発売予定と書いてあったのですが、どうやら途中で頓挫した模様。これは本当に残念。
「最強幻像への挑戦」の経緯については、原型を担当した山岸さんが私のブロク(リライト前)に反応してくれて、少し語ってくれていますので参考に。フレームユニット欲しかったな…。
20年近く前に造った原型の完成品が見られて嬉しい!/ボークス 1/72 レッドミラージュ「最強幻像への挑戦」完成品 http://t.co/Y3dtyyvyrPボークス-172-レッドミラージュ「最強幻像への挑戦/
— 山岸幸司 (@kouzi_yamagishi) August 18, 2014
自作の剣(スパッド)
そんな感じでボークスからオプションパーツは出ませんでしたが、この赤い鞘の剣(スパッド)は、確かレジンの切れ端(キットのランナー)で自作したような記憶があります。よく見るとかなり荒い…でもがんばってるw
当時の自分はどうしても剣をたずさえたポーズを取りたかったんでしょうね。
完成品が世にほとんど存在しないボークス1/72レッドミラージュ
このボークス1/72 レッドミラージュ、雑誌はもちろんネットでも「まともな完成品がほぼ見つからない」のが特徴です。箱には完成写真が1枚だけ貼ってあるものの、ポーズと角度が微妙で魅力がまったく伝わらないレベル…。
でも実際に作ってみるとわかるんです。
「いや、これめちゃくちゃかっこいいキットじゃないか」と。
プロポーションが非常に優れていて、骨太さとスマートさのバランスが絶妙。
数あるレッドミラージュのガレキの中でも、個人的にはかなり上位に入る良キットだと思っています。今回、押入れから引っ張り出してあらためてそう思います。
数多く作ったレッドミラージュのガレキの中で残っている数少ない1体
レッドミラージュのガレージキットは、CAST/ボークス/WAVE/海洋堂と狂ったようにたくさん作りました。しかし、引越しや破損、処分などが重なり、手元に残っているのはこの1/72と、ソードホーンを取られた1/100 レッドミラージュV3(軽装版)のみです。
※その後、IMS 1/100 レッドミラージュ インフェルノナパームを作ってます
だからこそ、この1/72 レッドミラージュはケースに入れて大切に保管していました。そして押入れから見事生還されました。
ただ、これほど良いキットなのに、なぜ完成品の写真が世の中にほぼ存在しないのかは本当に謎。
あまりに良いので、実はニ体作っていた
当時あまりにこのキットの造形やプロポーションに惚れ込んでしまい、ポーズ違いでもう一体作っていました。
ただ、その二体目は「常に新しいキットが欲しい」という欲求に耐えられず、泣く泣くオークションへ。今となっては少し後悔しています。
ちゃんと作ればもっと化けるキット
正直、僕のようなへっぽこモデラーが作ってもこれだけかっこよくなるので、
本当に上手い人が仕上げた姿を見てみたい。
絶対にもっと映えるはずなんです。
それくらいポテンシャルのある、隠れた名作キットだと思います。

























