越石です。
そういうわけでデスクチェアの「イトーキ サリダ YL9G(ITOKI SALIDA)」を購入しました。
めちゃくちゃ悩んで、いくつか候補を比較して、最終的にこれにした経緯も含めてレビューします。
YL9・YL9A・YL9G の違いを比較|どれを選ぶべきか
まずイトーキ サリダにはYL9シリーズで3つのモデルがあります。
自分もここで結構悩んだので、実際に調べてわかった違いをまとめておきます。
| 項目 | YL9 | YL9A | YL9G(購入) |
|---|---|---|---|
| アームレスト | 1D(高さのみ) | 1D(高さのみ) | 4D(上下・前後・左右・角度) |
| 座面の硬さ・厚さ | やや固め・薄め(約30mm) | 柔らかめ・厚め(約40mm) | ほどよい固さ・厚め(約40mm) |
| 座面前後スライド | ⭕️ あり | ❌ なし | ⭕️ あり |
| ロッキング固定 | ⭕️ 4段階 | 🔺1段階 | ⭕️ 4段階 |
| 体重感応式シンクロロッキング | ⭕️ | ❌ なし (シンクロロッキング) | ⭕️ |
| 脚の素材 | アルミダイキャスト (高級感・耐久性◎) | 樹脂(ガラス繊維強化ナイロン) (軽量・冷たくない) | 樹脂(ガラス繊維強化ナイロン) (軽量・冷たくない) |
| 価格帯(目安) | 約5.2万円 | 約3.8万円 | 約4.6万円 |
正直どれを選べばいいのか
YL9G(自分が買ったやつ)は、YL9をベースにアームレストを4Dに強化して座面も厚くしたモデル。
機能のバランスが一番良くて、価格差を考えてもYL9GかYL9Aに絞られる感じです。
YL9は脚がアルミダイキャストで高級感があるのがポイント。
ただしアームレストが高さ調整のみで、座面も薄め。座り心地を重視するならYL9GかYL9Aのほうが上です。
YL9Aは機能を絞ってコストを下げたモデル。座面は一番厚くて柔らかいですが、ロッキングが初期位置固定のみ・座面スライドなしと機能面はかなりシンプル。
「機能より価格」派か「高機能は使わない」という人向けです。
4Dアームレスト+座面の厚さ+ロッキング固定の組み合わせが最も実用的。価格差を考えてもYL9より満足度は高いと思います。
なぜイトーキ サリダ YL9G を選んだのか
本当に欲しかった椅子は正直に言うとHerman Miller(ハーマンミラー)セイルチェアでした。
デザインが最高にかっこいい、でも価格が……という話です。
というわけで予算を絞り、いくつかの候補を検討しました。
- ・ニトリ OC707
- ・COFO Chair Pro
- ・エルゴヒューマン エンジョイ
- ・SIHOO M59 / M57
- ・Hbada E3
- ・イトーキ サリダ YL9G ← 購入
比較の詳細は後述しますが、デザイン・機能・価格のバランスでイトーキ サリダ YL9Gが頭一つ抜けていました。
サリダ YL9Gのデザインに惚れた|シンプルでかっこいい、これが全て
まず見た目の話から。これが一番大事なので。
シンプルでめちゃくちゃかっこいいです。
全体的にマットな艶消し仕上げで、派手さはないんですが、そのぶん圧倒的に渋い。
背面から少し見えるグレーがさりげないアクセントになっていて、主張しすぎないデザインが本当に好み。
そして特筆すべきは背もたれの素材です。
メッシュタイプといっても、このサリダはエラストマー樹脂製のメッシュ. 通常の織物メッシュと違ってデザイン性が高く、工業製品としての美しさがあります。セイルチェアのウェーブ形状を思わせる造形で、眺めているだけでテンションが上がる。
ただ正直に言うと、よく見るとパーツはプラスチッキーでチープな部分もあります。
手に取ってじっくり見ると「ああ、この価格帯だな」と感じる箇所はある。
でも、それをシンプルなデザインの良さが見事にカバーしているんですよね。
パッと見の印象は十分かっこいいし、普段使いで気になることはほぼないです。
正面・側面・背面、トータルのシルエットとして成立している。そこが強みだと思います。
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| デザイン | ★★★★ | 艶消し×エラストマーメッシュの組み合わせが渋い |
| カラーリング | ★★★★ | 背面グレーのアクセントが絶妙 |
| 存在感 | ★★★ | 主張しすぎず、でも確実にかっこいい |
写真だけじゃ伝わらない質感があります。
購入前にカラーバリエーションも確認を。
サリダ YL9Gの座り心地|メッシュなのに固くない
これが一番の懸念でした。
某比較サイトの「壁にもたれているようだ」というレビューを読み、エラストマー樹脂のメッシュは硬いのではないかと不安に思いました。そこで、モデルは異なりますが、同じエラストマー樹脂を使用しているアクトゲーミングをヤマダ電機で試座しました。
全然固くないです。ほどよい柔らかさで、むしろ最高。
素材の弾力性がちゃんと機能していて、長時間座っていても疲れにくい感じがします。
腰のサポートについて(ランバーサポート無し)
ランバーサポート(腰当て)は付いていません。
ただ、腰部分に適度な圧迫感があって、結果的にちゃんと腰をサポートしてくれています。
ランバーサポートがないから買うのをためらっている人がいたら、あまり気にしなくて大丈夫かと。
座面の硬さ
ほどよい固さ。柔らかすぎず、硬すぎず。
私の体型(170)だとあぐらもかけます。 これ地味に重要で、自分の座り方的にポイント高い。
サリダ YL9Gのリクライニング|体重感応式シンクロロッキングの実力
ここが一番の「賭け」でした。
イトーキ サリダ YL9G の売りのひとつが「体重感応式シンクロロッキング」という機構。
体重をかけるとリクライニングする、というもの。座って試せるお店がなかったので、スペック表と口コミだけを信じてポチった部分です。
実際に使ってみると……
- ⭕リクライニングする力加減が絶妙。重すぎず軽すぎず
- ⭕途中で止められる(無段階)のがめちゃくちゃ使いやすい
- ⭕レバーで位置固定もできる
- 🔺少し前傾すると戻る。その戻る力がけっこう強め
- ❌あぐらをかいていると体重がかけづらいのでリクライニングしにくい
- ❌ロッキングの硬さは固め。ユラユラはできない
あぐらをかいたままリクライニングしたい人には向かないかも。ただ、普通に座って使う分には文句なしです。戻る力の強さは慣れの問題かな、とも思っています。
4Dアームレスト|これが意外と最高だった
上下・左右・前後・角度の4方向に調整できるアームレスト。
「必要ないかな」と思っていたんですが、これがめちゃくちゃ良かった。
会社にあった椅子のアームレストって、決めた位置からすぐにズレるんですよね。ちょっと当たるとコロコロ動く、あれ。
サリダのアームレストはボタンを押したときだけ動くので決めた位置でしっかり固定されます。 触っただけでズレない。
肘の高さをキーボードに合わせたり、タイピングの角度に合わせたり、細かく調整できるのは仕事効率にも直結します。
ヘッドレスト|外せない問題が発覚した話
ヘッドレストはあまり使っていません。
リクライニングして休憩するとき以外はほぼ関係ないし、デザイン的にも「プアマンズセイルチェア」を目指すなら外したほうがシルエットがすっきりするなと思って、実際に外してみました。
そしたら……外した部分が剥き出しになって、見た目がかなり悪い。
カバーや別パーツがあれば塞げるかも、と思ってイトーキに問い合わせてみたところ、こんな返答が来ました。
「サリダYL9Gにつきましては、大変申し訳ございませんが、カバーなどのご用意がございません。」
……というわけで、ヘッドレストは外せないことが確定しました。
社外品で代用できるカバーがないか探してみましたが、現状は見つかっていないので、とりあえずヘッドレストはそのまま使うことにしています。
ヘッドレストなしのスタイルを前提で買おうとしている人は注意してください。外すと見た目が悪くなります。
組み立て|15分で終わります
組み立て時間は約15分。
部品点数が少ないので、説明書を見ながらでも迷わず進められます。
ひとつだけ注意点としては、最初の座受金具に背中のパーツを差し込むところがちょっとわかりづらい。
ここだけは説明書をよく読みながらやることをおすすめします。それ以外は簡単です。
他の候補との比較|イトーキ サリダ YL9G を選んだ理由
自分が検討した主な候補と比べてみます。
| 椅子 | デザイン | 価格 | リクライニング | 座り心地 |
|---|---|---|---|---|
| ⭕ イトーキ サリダ YL9G | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
| 🔺 ニトリ OC707 | ★★ | ★★★★★ | ★★(固さ調整なし) | ★★★ |
| ⭕ COFO Chair Pro | ★★★ | ★★★ | ★★★(固さ調整なし) | ★★★★ |
| エルゴヒューマン エンジョイ | ★★★★★ | ★(高い) | 未確認 | 未確認 |
| ❌ SIHOO M59 | ★★ | ★★★★ | ★(引き出し式ロックが×) | ★★★ |
| ❌ SIHOO M57 | ★(背面が安っぽい) | ★★★★ | ★★ | ★★★ |
各候補に対して思ったこと
ニトリ OC707 は価格と機能のコスパが圧倒的に高い。ただデザインがあと一歩なのと、リクライニングの固さ調整ができない点が少しマイナスでした。
COFO Chair Pro は座り心地が良くて悪くなかったんですが、こちらもデザインがあともう一歩。リクライニングが柔らかめで固さ調整なし。最後まで迷いました。
SIHOO M57・M59 は質感と、引き出し式のリクライニングロック(押し込んでロック)が安っぽく、カッチリ感がなくて超マイナスでした。
Hbada E3 はステマっぽいレビューしか見つからず除外しました。
※インスタで調べると他のブランドも含めてPR案件しか出てこないのなんとかしてほしい…
というわけでデザインとリクライニングの機能、そして座り心地のバランスでイトーキ サリダ YL9G に軍配が上がりました。
まとめ|イトーキ サリダ YL9G は買いか?
結論から言うと、デザインは気にいってます。ただ、数カ月座ってみないとわからない…
本命はハーマンミラーのセイルチェアだったので、完全に満足しているわけじゃないですが(あと4万出せばと少し後悔も)、この価格帯でこのクオリティは十分すぎる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★★ 渋くてかっこいい |
| 座り心地 | ★★★★ エラストマーメッシュが予想以上 |
| リクライニング | ★★★ 体重感応式は想像以上に使いやすい |
| アームレスト | ★★★★ 4D固定精度が高くて◎ |
| 価格 | ★★★★★ この機能なら妥当 |
| 組み立て | ★★★★ 15分で完成 |
こんな人におすすめ
- ⭕デザインにこだわりたいけど予算は抑えたい
- ⭕体重感応式のリクライニングを試してみたい
- ⭕アームレストの固定精度を重視している
- ⭕あぐらをかく習慣がある(座面の広さ的に◎)
こんな人には向かないかも
- ❌あぐらをかいたままリクライニングしたい
- ❌ゆらゆら系の柔らかいロッキングが好き
- ❌ランバーサポートが必須の人













