天才「崎山蒼志」のファーストアルバム「find fuse in youth」を全曲レビュー

[記事公開日]2021/02/01[最終更新日]2021/02/03

「崎山蒼志」のファーストアルバム「find fuse in youth」のジャケット写真

越石です。

1月27日にリリースされた弱冠19歳の天才「崎山蒼志」のファーストアルバム「find fuse in youth」を購入。美しいメロディと歌詞、そして唯一無二の歌声、悔しくて涙が溢れた、なんかすっごい涙が出てきた、マジで、超おすすめ。

その歌声、歌い方は、一聴すると不安定、しかしそれを自身のギターでねじ伏せるように歌う。そして独特のワードチョイスと世界観を持つ歌詞。

メロディは変則的な譜割りだが美しい。かき鳴らすギターはボーカル同様に一聴すると荒々しいのだが、コード進行はおしゃれで、メロディをさらに美しくする。歌声や歌詞に目がいきがちになりそうですが、突出しているのはメロディメイカーとしての才能なんではなかろうか。

マジで鳥肌が立つ、そして涙が溢れてくる。隣にいた娘に泣いているのを悟られないようトイレに籠る。さらに溢れる涙。メロディと歌声に感動し、同時に悔しさも混じった涙だと思う。名盤確定です。

そんなわけで以下簡単に全曲レビュー(感想)です。

 

1.Undulation (album ver.)

1曲目「Undulation」は、1月7日(木)よりフジテレビの深夜枠で放送されるアニメ「2.43 清陰高校男子バレー部」のエンディングテーマ。

アコギの弾き語りから始まり、サビでバンドサウンドに。その音圧の差とキャッチーなサビに鳥肌が立つ。中学三年生の時に作ったらしい。はぁ、天才か。すごい好き。

 

2.Heaven

2曲目の「Heaven」は中二の時に作った曲らしい。これまたサビが、メロディ、歌詞ともにキャッチーで鳥肌と共に悔し涙が溢れる。アルバム中でも1、2位を争うくらい好き。ハイタッチしたい。

 

3.鳥になり海を渡る

3曲目の「鳥になり海を渡る」はSamidareのような曲調の弾き語りナンバー。崎山くんといえばこのスタイルを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

4.花火

そして4曲目は「花火」。この曲を聴いてアルバムの購入を決めた。ただひたすらメロディが美しく、切ない。ただただ天才。メロディメイカーとしての才能が眩しくて悔し涙が止まらない。

ちなみにサビ前の「涙が出るよ、おぃ」の「おぃ」の部分がオリジナリティの塊で悔しくてさらに泣いた。

5.そのままどこか

5曲目は「そのままどこか」。アコギとストリングスの美しいアレンジに、切ないメロディ。超良い曲。悔しい。ここまで捨て曲無しっていうか、「Undulation」「Heaven」「花火」「そのままどこか」は代表曲といってもいいくらいの名曲じゃないだろうか。この4曲を聴くためだけに購入してもよいくらい。

6.waterfall in me

6曲目はアレンジも打ち込みも全て崎山くん。ギター無しの曲。ボーカルも加工され、コラージュ的な曲。

7.目を閉じて、失せるから。

7曲目も打ち込みなど全て崎山くんの曲。少し星野源の「サピエンス」に似てます。

8.Samidare

そして8曲目「Samidare」は崎山くんを有名にした曲。2018年5月にAbemaTVで放送されたバナナマン日村の「日村がゆく 〜第3回高校生フォークソングGP〜」で、崎山くんが初めて披露し、見事に優勝した曲。私は数年前にYouTubeで観ましたが、皆さん同様衝撃を受けました。これは注目せざるを得ない。それからちょくちょく崎山くんをチェックしてました。ただ、このままの弾き語りのスタイルだったら今回購入はしてなかったかもしれません。

9.回転

9曲目は、一聴するとバンドサウンドだが、ドラム等は打ち込みっぽい。最後の転調にやられるので鳥肌に要注意。かっこいいし好き。最高。

10.観察 (interlude)

ギターのインスト。出だしが井上陽水「二色の独楽」のでデビット・T・ウォーカーが弾いた「傘がない〜イントロダクション」を思い出す。

11.ただいまと言えば

11曲目の「ただいまと言えば」はアコギの弾き語りでしっとり歌う曲。これもメロディが良い。好き。

12.Repeat

12曲目は打ち込みのリズムにゆらめくようなボーカルを乗せたフワっとしたナンバー。

13.find fuse in youth

最後は表題曲の「find fuse in youth」。アレンジは崎山くんで、一番はアコギの弾き語りで、2番から打ち込みのリズム、シンセなどが入って一気に今風に。オシャレでいい感じ。6、7曲目は実験的過ぎる印象を受けたけど、これくらいが個人的には好きです。

まとめ

というわけで、崎山蒼志」のファーストアルバム「find fuse in youth」の全曲レビューでした。何度も言いますが、名盤確定です。
13曲ありますが、その中でも、1曲目「Undulation」、2曲目「Heaven」、4曲目の「花火」、5曲目「そのままどこか」、9曲目「回転」、11曲目「ただいまと言えば」、13曲目「find fuse in youth」がおすすめで、中でも4曲目の「花火」が一番好きかも。13曲中7曲が名曲ってすごいです。こんなアルバムなかなかありません。ファーストアルバムならではの勢い。今後の崎山くんの活躍に期待です。本当に超おすすめ。

悔しいので、最後に私の曲も貼っときます。

全然、天才じゃない・・・_| ̄|○

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