越石です。
そういうわけで、夜な夜な革靴のつま先を「ピカピカのハイシャイン」にするべく磨いているわけです。この世の全てを映し出すという伝説の鏡面を求めて夜な夜な磨いているわけです。
しかし、その輝きは儚く、少しでも触れたり「踏まれたり」「蹴られたり」するだけで輝きを失ってしまうのです。
1つ目の難関は通勤の満員電車
通勤には田園都市線使ってるんですけど、朝のラッシュ時はまあまあの混み具合です。そんな感じで人がひしめく車内ですので足を踏まれることもあります。思いっきり踏まれるような場面はそんなにもないのですが、気を抜くと引っ掛けたり、かすったりは日常茶飯事です。しかしそれだけでもハイシャイン仕上げをしたつま先の輝きは失われてしまいます。悲しい事に。
2つ目の難関は会社の自席
運良く満員電車での被害を逃れても、敵は身近なところに潜んでいます。
そう、会社で自席に座っている時、手前の人の足が机の下から伸びてきて蹴られるんです。もちろんその足は、いとも簡単に自席の境界を乗り越え、私のテリトリーを侵した上で蹴りを入れてきます。無法地帯です。そしてあろうことかピンポイントで私の革靴のつま先を狙うのです。無慈悲に。
しかし、コミュ症の私は中々言えません。「足、こっちに来てますよ」なんて言えません。しかも女性なんで尚更言えません。
ちなみにその方の荷物は常に私のテリトリーを侵し続けております。押し返してもすぐに私のテリトリーに戻ってきます。自分の足元にあると邪魔なんですね。分かります。さて、どうしよう。
しかし、この艶、堪りません。部屋の本棚や写真を撮るおっさんが映り込んでおります。しかし伝説の鏡面にはまだまだ遠い。まだこの世の全てを映し出せてはいない。