神林 長平の「言壺」読了。からの電子書籍とか。
”2012年12月4日”

越石です。

神林 長平の「言壺」読了しました。

SF短篇集なんですが、全て”言葉”に焦点を置いたお話となります。
最近、言葉をテーマにしたSFばかり読んでいるような気もしますが、難しいです。もはや哲学です。
ですが、言葉の世界=仮想現実というSFの可能性にワクワクです。

この短篇集では「ワーカム」というネットワークと繋がったワープロが進化したような近未来のツールが全編通して非常に重要な存在として出てきます。短篇集ですが「ワーカム」を全てのテーマとした小説となっております。
そしてこの近未来ではほとんどの読み物は電子化され、印刷された本という存在は貴重な存在となっております。

1994年初版の本書ですが、おりしも近年、電子書籍の話題は楽天のkoboやAmazonのKindleなど専用の端末も多数登場し旬の話題であります。
電子書籍について、個人的に現状は正直いまいち触手は伸びておりません。やっぱり紙に印刷された本を読むという行為に自己満足を強く感じております。
読み終わった本を本棚に並べる時も至福の瞬間です。そして本棚に並んだ本を見てさらに自己満足に浸ります。面白かった本は一際目立つ位置に配置し自己満足度を高めます。

一方、未だ本の個人的な電子化は進んでおりませんが、音楽では半電子化が進んでおります。
お気に入りの音楽はCDというハードを購入した上で、PCのiTunesに取り込み、携帯のiPhoneで聴くことが多く、場合によってはiTunes Storeで曲を購入する事も多くなってきました。
ですが現状は、歌詞カードやミュージシャンのクレジット確認のため、好きな音楽はCDを購入したいと思っております。そして本と同じようにお気に入りのCDを並べておきたいです。レコード程ではありませんが、未だジャケットも重要な要素です。

電子化といえば個人的に完全に電子化されたものもあります。それは写真です。
デジカメが世に出てきて、写真をプリントアウトするという行為自体をもう何年もしておりません。元写真屋ですが・・・(デジカメの普及が転職した理由でもあります・・・)
今ではデジカメで撮った写真をPCで閲覧し、焼き増しなど面倒な事はしないでメールで友達と共有する。もしくはそもそもデジカメすら使用せずに携帯電話で撮ってそのままメールなんて事も。
これは個人的には完全に電子化が完了しております。

なんて事を「言壺」を読みながら考えてました。
でもいつか電子書籍は一般的になると思います。が、やっぱりそれでも本自体は残るんじゃないかなとも思ってます。

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