増税前の時計購入にあたり、正規品と並行輸入品のメリット・デメリットを考える

[記事公開日]2014/03/26[最終更新日]2014/07/16

越石です。

時計購入にあたり、多くの人が正規代理店で購入するか、並行輸入品を購入するか迷いどころかと思います。特に高価な時計では数十万も価格が変わることがあるので余計にです。

 

正規代理店と並行輸入品の大きな違いは、ざっくり以下の点でしょうか。

メリットデメリット
正規代理店
  •  icon-circle-o アフターケア
  •  icon-circle-o オーバーホール
  •  icon-circle-o 安心感(偽物の心配がない)
  •  icon-exclamation-circle 高い
並行輸入品
  •  icon-circle-o 安い
  •  icon-exclamation-circle 正規オーバーホールが高い
  •  ※メーカーによる
  •  icon-exclamation-circle 不安(偽物の可能性?)

正規代理店で購入した場合、安心感とアフターケアがしっかりしてますが高い。
並行輸入品の場合は安いですが、怪しげなお店の場合、本物なのか不安な点と、オーバーホールをメーカーに出した場合、正規品よりも高い金額を取られる場合があります。

ですが、並行輸入品が本物か偽物かは、信用のある老舗の店舗ならまず問題ないでしょう。
※今ならネットでたくさんの情報が集まります。

問題はオーバーホールの金額です。

特に機械式時計の場合は、3年~5年でオーバーホールをしたほうが良いと言われております。
大切な時計ですので、末永く使えるよう5年に一回はオーバーホールしたいところです。

そこで私が購入を考えております「タグホイヤー」ですが、オーバーホールについてはいわゆる並行差別があります。

 

 

タグホイヤー オーバーホール料金表(増税後)

ムーブメントタイプエドワードクラブ
会員料金
通常料金
機械式3針32,400円48,600円
クロノグラフ43,200円64,800円
キャリバーRS
(タグ・ホイヤー
グランドカレラ)
3針42,120円63,180円
クロノグラフ56,160円84,240円
キャリバー36/360クロノグラフ75,600円113,400円

【メーカーサイト】http://www.tagheuer.co.jp/aftersales/maintenance/flow/price/

並行輸入で購入した時計は、上記のエドワードクラブへの入会が不可能で、通常料金になります。
ちょうど会員価格の1.5倍です。
※並行輸入品は海外で普通にメーカーから卸したものなのにおかしな話です。

今回、購入を考えているタグホイヤーの「アクアレーサー 500M クロノグラフ」の場合、正規品に比べ並行輸入品だと140,000円ほど安く手に入ります。
そしてオーバーホールの料金はアクアレーサー 500M クロノグラフの場合、機械式のクロノグラフになりますので、会員価格より21,000円高くなります。

140,000円÷21,000円=6.6回分ですので、「6回以上オーバーホールをした場合はけっきょく損」をすることになります。5年に1回オーバーホールをしたとして30年ですね。

 

 

結論

うん、並行輸入品でいいや。

しかもムーブメントも汎用性の高いETA 7750がベースですので、メーカーでなくても普通にもう少し安くオーバーホール可能ですしね。

あと話は変わりますが、2010年の雑誌でアクアレーサー 500M クロノグラフの価格を見たら定価33万円くらいなのね・・・2014年3月時点の40万9500円から7万円も高騰してるのか・・・。
※2014年4月に43万2000円に値上がり。

そう考えると早く買わねばw

【追記】タグホイヤー アクアレーサー 500M クロノグラフ買っちゃいました。

関連記事

メールアドレスが公開されることはありません。